はじめに
玄関で靴を履くとき、「腰や膝が痛い」「バランスをくずして転倒するのが心配」といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、「玄関でどうすれば安全に靴を履けるのか」という悩みに、介護用の靴べらが転倒防止や負担軽減にどのように役立つのかをおすすめの介護用靴べらとともにご紹介します。
この記事を参考にして、転倒の予防に役立っていただけますと幸いです。
靴べらの基本知識
靴べらとは?
靴を履くときにかかと部分をスムーズに靴に入れるための道具です。
介護においては、単なる便利アイテムではなく「安全性」と「自立支援」をサポートする重要な役割を持ちます。
介護用靴べら使うメリット
腰や膝に負担をかけずに靴を履ける
介護用靴べらを使うことで、腰をかがめる必要がないので、腰や膝に負担がかかりにくいです。
靴を履くときにバランスを崩すリスクを減らせる
介護用靴べらは、腰をかがめず使用できるため、腰や膝に負担をかける必要がないと同時に、
靴を履くときにバランスを崩しにくいので、転倒リスクを減らすことが期待できます。
介護者にとっての負担軽減
介助者が介助して靴を履かせる場合、靴べらを使うことで、
靴を楽に履かせることができるので、介助の時間を短縮することが期待できます。
また、靴べらを使うことで、介助者がかがまなくても、
靴を履かせることができるため、介助者の負担軽減にも役立ちます。
自立支援の一環として
介護用靴べらを使うことでご利用者自身が自分で靴を履きやすくなるので、外出する習慣を続けやすくなることが期待できます。

介護用靴べらの選び方
長さのポイント
短い靴べらは持ち運びに便利ですが、介護用には長い靴べらがおすすめです。
長い靴べらあれば、立ったままでも靴を履くことができます。

グリップの形状
グリップ部分に滑りにくいラバー素材のグリップがあると安心です。
太めで握りやすいデザインを選ぶと、握力が弱い方でもご利用しやすいです。
素材
軽量で丈夫なプラスチック製
プラスチックは、軽量で丈夫です。軽量を重視する方におすすめの素材です。
金属製
金属製は、高級感と耐久性があります。見た目を重視する方におすすめです。
木製
木製は、温かみのある素材で、インテリアにもなじみます。
木の材質によっては、少し重い場合があるので、注意が必要です。

介護用靴べらタイプ別おすすめ5選
自立タイプ
収納時に自立するタイプの靴べらです。
介護施設や家庭でも使いやすいデザインで、インテリア性・耐久性・機能性が高いタイプです。
ファミカ シューホーン
靴を「脱ぐ」と「履く」の両用が可能な靴べらです。
柄が長いので、立ったまま使用することができ、収納時は、玄関に自立させておけます。
お好みに合わせて3色のカラーバリエーションからお選びいただけます。
柄の部分が長く、無理にならずにご使用できます。
コンパクト・折りたたみ・伸縮タイプ
コンパクトに収納できるので、外出時の携帯に便利。
近藤(Kondo) 装着型 靴べら
靴のかかと部分に装着して、足を入れるだけで楽に靴を履くことができる靴べらです。
コンパクトで軽量な仕様なので、外出先でも活躍する靴べらです。
カラーバリエーションが豊富にあり、お好みに合わせてお選びいただけます。
◎安価なのもおすすめポイントです。
伸びる靴べら
柄の部分が長く伸ばすことができるので、無理な姿勢にならなくても使用することができます。
伸縮式なので、柄の部分を短くすることができるので、外出先に持ち運びも可能です。
玄関で収納する時もスペースも取らない製品です。
マグネットタイプ
壁や玄関ドアなどにマグネットで貼り付けることで、
手に取りやすい場所に収納することができます。
マグネットがくっつく場所であれば、収納場所を細かく調整できるので、
靴べらを手に取るとき、無理な姿勢になりにくいです。
マグネットがくっつかない壁に使用したい場合は、
受け部分を両面テープで接着させるタイプもあります。
マジックハンドタイプ
靴を楽に自分の足元に引き寄せることができる、マジックハンド付の靴べらです。
玄関でかがむ動作がつらい方に便利です。
全長80㎝のロングタイプでもあるので、靴を履くときに無理な体制にならずに使用できます。
まとめ
玄関で靴を履くとき、腰や膝への負担や転倒のリスクに不安を抱えている方は少なくありません。
特に高齢者や身体に不自由がある方にとって、靴を履くという日常動作が大きな負担になることもあります。
この記事では、そうした悩みを軽減するための「介護用靴べら」に注目し、その種類や選び方、具体的なおすすめ製品までをご紹介しました。
介護用靴べらは、ただの便利グッズではなく、安全な動作をサポートし、自立支援にもつながる重要なアイテムです。靴を履く際の負担を軽減することで、転倒予防にもつながります。
特に注目すべきポイントは以下のとおりです。
- ロングタイプは、腰をかがめずに使える
- グリップは滑りにくく、握りやすい太めの形状が安心
- 軽量なプラスチック製、耐久性のある金属製、温もりのある木製など、素材それぞれに特徴がある
- 自立タイプやマグネット付きなど、玄関での収納性も選び方のポイント
- 折りたたみ・伸縮・装着型は、外出時の携帯にも便利
また、記事内では「ファミカ シューホーン」や「近藤 装着型靴べら」など、信頼性のある具体的な商品もご紹介しています。
使う人の体の状態や使用シーンに合わせて、適切なタイプを選ぶことが重要です。
介護用靴べらを取り入れることで、「安全に靴を履けるようになる」だけでなく、「介護者の負担軽減」「外出のしやすさ」など、多くのメリットが期待できます。
日々の生活を少しでも快適に、そして安全に過ごすための第一歩として、あなたやご家族に合った介護用靴べらを選んでみてはいかがでしょうか。
介護用品情報サイト「介護マーケット」を運営している、もっちゃんです。
2015年に福祉用具専門相談員の資格を取得し、10年以上にわたり現場での選定・適合に携わっています。
このブログでは、カタログのスペック説明ではなく、「実際の現場で本当に役立った知識」に絞って情報を発信しています。
「どんなに高機能な道具でも、使う人の体や環境に合わなければ意味がない」
私がこのブログを運営する最大の理由は、
「どんなに高機能な福祉用具(介護用品)でも、使う人の身体や環境に合わなければ意味がない」
ということをお伝えしたいからです。
介護するご家族のために、良かれと思って購入した用具が、かえって生活を不便にしているケースによく出会います。
車椅子の「サイズ・機能」: 「カタログの全幅だけを見て購入し、移乗に必要な機能が備わっていなかった」
車椅子の「高さ」: 「座面が高すぎて小柄な方が足を踏ん張れず、姿勢が崩れてしまった」
手すり: 「工事不要の軽量手すりを安易に設置したが、体重をかけるとグラついてしまい、怖くて使えない」
こうしたミスマッチは、製品が悪いのではなく、「選び方のポイント」が少しずれていただけなのです。
そのため当ブログでは、メリットだけでなく「こういう人には合いません」「この環境では使いにくいです」といった注意点も、包み隠さずお伝えするようにしています。
このブログで扱うテーマ
介護に関わるご家族や支援職の方に向けて、生活動作を助ける用具の情報を発信しています。
介護ベッド(搬入経路の確認、身体状況に合わせたマットレスの選定など)
車椅子(自走・介助の判定、姿勢保持機能、フットサポート・アームサポートの調整など)
歩行関連(屋内・屋外の歩行器、転倒予防の靴選び、スロープの勾配確認など)
生活支援(手すりの設置位置、入浴・排泄用具の適合など)
「初めての介護で、何から準備すればいいか分からない」 「商品が多すぎて、どれが親に合うのか選べない」
そんな迷いの中にいる方が、自信を持って判断できる材料を提供します。
保有資格・スキル
確かな知識に基づいた情報発信を行うため、以下の資格を保有しています。
福祉用具専門相談員(2015年 指定講習修了)
福祉住環境コーディネーター2級
また、常に最新の用具情報や介護保険制度の変更をキャッチアップし、現場での実践を続けています。
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