なぜ枕がずれるの?介護でよくある悩み
介護ベッドを使用している高齢者の方や寝たきりの方にとって、「枕が落ちる」「ずれて首が不安定になる」といった悩みを聞くことがあります。
介護ベッドで背上げした時の枕のずれを何度も直すことは、介助負担が増すことにつながるので、介護する家族にとってもストレスの一因にもなります。
枕が落ちると何が困る?
- 介助者が頻繁に枕を直す必要があり、介助の負担が増す。
- 枕のずれによって安眠できず、日中の活動に支障をきたすことも。
- 枕のずれにより、頭部の位置が不安定になり姿勢の悪化につながる。
枕ずれを防止するには「固定できる枕カバー」が効果的
介護ベッドでの枕ずれ対策として有効なのが、「固定機能付き枕カバー」です。
枕を介護ベッドのフレームやボトム部分ににしっかりと固定することで、介護ベッドを背上げした時でも枕がずれない仕組みになっています。
介護ベッド用枕カバー選び方のポイント
初心者の方でも選びやすいように、介護用の固定枕カバーを選ぶ際のチェックポイントをまとめます。
- 固定力が高いか:ベルトや紐でしっかりと固定するか確認
- 洗濯機で洗えるか:汗やよだれなどで汚れることも多いため、洗いやすさは重要
- 素材がやさしいか:綿100%など肌に優しい素材がおすすめ
- サイズが合うか:枕のサイズに適合するかどうかも重要
介護ベッド用枕カバーおすすめ4選
ウイルスガード 介護ベッド用ピロケース/マルゼン

特徴
- SEKマーク取得の抗ウイルス加工生地を使用
- 介護ベッドでの使用を想定したピロケース設計
- 枕のズレ防止や衛生面にも配慮した仕様
- 繰り返し洗濯しても抗ウイルス性能を維持(※SEK基準準拠)

素材
綿100%、抗ウイルス繊維ウィルスガード(SEK認証)
カラー
ホワイト
サイズ
65cm × 53cm(横 × 奥行)
楽ちんカバー(枕カバー2枚+アジャスター3本セット)/ウェルファン

特徴
- 介護ベッドの背上げ時にも枕が落ちにくい構造
- 枕カバーにベルト通し口があり、アジャスターベルトでベッドに固定可能
- 枕のズレを防ぐことで介助者の負担も軽減
- 洗い替えにも便利な枕カバー2枚付き
- アジャスターは別売りで追加購入可能

素材
ポリエステル
カラー
オフホワイト/ライトブルー
介護ベッド用ずれ落ちない枕カバー RUNA-PI/ルナール

特徴
- ひもでベッドのフレームに固定でき、枕のズレや落下を防止
- リクライニングを上げても枕がずれにくく安定
- 枕を装着したままでも取り出しやすいデザイン
- 丸洗い可能で清潔に使用できる
- 幅広設計(約93cm)で枕全体をしっかり包む
- 在宅介護・施設利用どちらにも対応しやすい仕様



素材
綿100%
カラー
ホワイト
サイズ
約93cm × 約63cm(横 × 縦)
ひまわり ピロケース エコノミー(枕カバー)/ひまわり

特徴
- 背上げしても枕がずれ落ちないように設計された固定ヒモ付き構造
- 抗菌処理済みのポリエステル素材で、清潔に保ちやすい
- 洗濯可能で衛生的な管理がしやすい
- 介護ベッド使用時にもズレにくく、安心して使える
- コストパフォーマンスを重視したエコノミータイプ
素材
ポリエステル100%(ニット抗菌処理)
カラー
ホワイト
サイズ
65cm × 90cm
まとめ
枕のずれを防止できるのに役立つ介護用品として「介護ベッド用枕カバー」をご紹介しました。
背上げ機能を使うたびに枕の位置が動くと、本人にも介助者にも負担がかかります。
シンプルながらも、介護現場での小さな困りごとを確実に解決してくれます。
本記事では、選びやすいポイントとおすすめ製品を紹介させていただきました。
介護ベッド用枕カバーを選ぶポイントは以下となります。
- 紐やベルトでベッドに固定できる枕カバーが効果的
- 洗濯可能で肌に優しい素材を選ぶと管理しやすい
- 枕サイズに合ったカバー選びが重要
- 衛生面でも抗菌・抗ウイルス加工済みの製品が安心
介護する側・される側の両方が快適に過ごせる環境づくりのため、
介護ベッド用枕カバーをぜひご活用ください。
本記事がお役に立てますと幸いです。
福祉用具専門相談員9年目。日々の業務での福祉用具に関する知識や様々な情報を発信します。ツイッターも見て頂けると嬉しいです。
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