かかと用除圧クッションの選び方とおすすめ製品【床ずれ・褥瘡対策に】

かかと除圧クッション
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はじめに

踵(かかと)は、体重が集まりやすく、床ずれ(褥瘡)が特にできやすい部位のひとつです。

そんなかかとを守るために役立つのが「かかと用除圧クッション」です。

本記事では、かかと用クッションの役割や選び方、おすすめ製品についてご紹介します。

かかと用除圧クッションとは?

かかと用除圧クッションはどんなもの?

かかと用除圧クッションは、寝たきりや体を動かしにくい方のために作られた、床ずれを予防する介護用品です。

クッションの目的は、かかとに直接かかる体重をやわらげて、皮膚が傷つくのを防ぐことです。

クッションの中に柔らかいウレタンが入っているタイプでは、かかと全体の圧力を分散して、特定の場所に負担が集中しないようになっています。

「かかとを完全に浮かせる」タイプなら、圧がかからない状態を保てるので、床ずれ予防には非常に効果的です。

かかと用クッションは、いつ、どんなときに使う?

かかと用除圧クッションは、寝たきりの方だけでなく、車椅子で長時間座ることが多い方や、足に違和感がある方にもおすすめです。

長時間ベッドで同じ姿勢のまま寝る場合

寝返りが打てない方は、かかとに常に圧がかかり続けるため、クッションで圧を逃がすことが重要です。

車椅子に乗る時間が長いとき

足を床に着けたまま長時間過ごすと、足先やかかとに負担がかかります。足元にクッションを置くことで、圧やずれを軽減できます。

皮膚が弱っていて床ずれのリスクがあるとき

高齢者や糖尿病などで血流が悪い方は、皮膚が傷つきやすいため、早めに予防用クッションを使うことが大切です。

術後やけがの療養中

かかとを浮かせることで回復を助け、痛みや炎症を和らげる効果もあります。

かかと用除圧クッションは、かかとにトラブルが起きる前の予防段階から、すでに違和感や赤みがあるときまで、かかと用クッションは幅広く活用できます。

かかと用クッションの選び方

かかと用除圧クッション選び方のポイント

クッションを選ぶときには、次の4つのポイントをチェックしてください。

かかと部分の保護や体圧をしっかり分散できるか

かかとを浮かせる仕様や、クッション性があり、かかと部分に負担をかけない構造の製品を状態に応じて選ぶ。

ムレにくいかどうか

通気性のある素材やメッシュ加工なら、長時間使っても快適です。
ムレがあると皮膚が弱くなり、床ずれができやすくなるため、通気性の良さは非常に重要なポイントです。

着脱のしやすさ

マジックテープなどで簡単に装着できるものは、介助の負担が少なく済みます。

洗えるかどうか

洗濯できるタイプなら、いつでも清潔に保てて安心です。

かかと用除圧クッションおすすめ製品

ディスポクッション ベントS(2個組)/アクションジャパン

特徴

  • アレンジ自在なU字型構造で、脚の形にやさしくフィット
  • 高反発素材により体圧を効率よく分散し、かかとや足首の圧迫を軽減
  • コンパクトながら脚全体のサポートにも使用可能
  • 2個セットで両足同時に使用できるため効率的
  • シンプルな形状で取り扱いやすく、在宅・施設問わず使いやすい設計

素材

  • 低反発ウレタン
  • 高弾性ウレタン

カラー

  • グリーン
  • ホワイト

サイズ

  • 1個あたり:幅18×奥行18×高さ3.5cm

重さ

  • 約500g(2個組合計)

かかと褥瘡・尖足予防具 フワットガード/三恵

特徴

  • かかとの床ずれ(褥瘡)や尖足(つま先が下がる変形)を予防する除圧用クッション
  • かかとを浮かせることで体重が集中するのを防ぎ、皮膚トラブルを軽減
  • ふくらはぎで体圧を分散できる設計のため、圧の偏りが少ない
  • 面ファスナー式で装着・調整がしやすく、ずれにくい

素材

  • 表地:ポリエステル
  • 芯材:ポリウレタン、ナイロン、ポリエステル

サイズ

  • 幅180×奥行180×長さ450mm
  • 重さ:約500g

洗える通気タイプ かかと用パッド(1個入)/大阪エンゼル

特徴

  • 通気性・放熱性に優れ、ムレを抑えて快適な使用感
  • 中央と両サイドに異なるクッション材を配置し、かかとをやさしく保護
  • 面ファスナーで簡単に装着・固定でき、左右どちらの足にも使用可能
  • 洗濯・脱水・乾燥(80℃、15分以内)に対応し、繰り返し使用可能で衛生的
  • 抗菌・防臭加工済み

素材

  • 表地:ポリエステル100%(パイル)
  • 裏地:ポリエステル70%、ポリウレタン30%
  • 中材(センター部):熱可塑性エラストマー(TPE)
  • 両サイド:ポリエステルパイプ

カラー

  • ブルー
  • グリーン

サイズ

  • 幅14cm × 奥行17cm × 長さ20cm
  • 重さ:約285g

アンクルクッション

特徴

  • かかとや足首まわりをやさしく包み込むクッション
  • 足首部分をしっかりと固定できる面ファスナー仕様で、脱着が簡単
  • 2個1組で左右どちらの足にも対応
  • 洗濯・手洗い・乾燥可能

素材

  • カバー:綿
  • 中綿:ポリプロピレン(PP)

カラー

  • チェック柄(ブルー系)

サイズ

  • 280mm × 300mm

ナーシングラッグ かかとあて/ウェルファン

特徴

  • シープスキン調のふわふわ素材で、かかとをやさしく包み込み、床ずれを予防
  • 通気性が高く、ムレにくい構造で快適な使用感
  • マジックテープ(面ファスナー)で簡単に装着・調整可能
  • 左右どちらの足にも対応
  • 軽量で扱いやすく、長時間装着しても負担になりにくい
  • 在宅介護・施設利用どちらにも適している

素材

  • 表面:シープスキン
  • 表面地:ナイロン布地+マジックテープ付き

サイズ

  • フリーサイズ
  • 重さ:約240g

まとめ

かかとは床ずれ(褥瘡)が非常に起こりやすい部位であり、介護するうえで注意すべきポイントのひとつです。
とくに高齢者や寝たきりの方は、皮膚が薄く血流も悪くなるため、圧力が集中しやすいかかとに負担がかかると短期間で皮膚トラブルが進行します。

そんな問題を未然に防ぐために活躍するのが「かかと用除圧クッション」です。
正しく選び、適切に使用すれば、かかとを守り、床ずれの予防につながります。

とくに重要なポイントは以下のとおりです。

  • かかとは体重が集中しやすく、褥瘡ができやすい部位である
  • かかと用クッションは、クッション性の高さや、かかとを浮かせることで体圧を逃がす
  • 通気性・着脱のしやすさ・洗濯可能かなども重要な選定基準

かかと用クッションは、寝たきりの方だけでなく、車椅子利用者や術後の安静時にも活躍します。
痛みや赤みといった初期症状がある場合だけでなく、症状が出る前の段階から使用することが理想的です。

床ずれ対策は、「症状が出てから」では遅いことが多く、事前の対策こそがもっとも効果的です。

本記事がお役に立てますと幸いです。

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