介護士の腰痛ベルトおすすめ11選|女性向け・蒸れないタイプも

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移乗、おむつ交換、入浴介助。介護の仕事は、腰をかがめたり、人の体を支えたりする場面の連続です。

「腰が痛くても、人手が足りなくて休めない」

「このまま介護の仕事を続けられるか不安」と感じている方も、少なくないと思います。

腰痛ベルトは、そんな毎日の仕事を支える道具のひとつです。

ただ、種類が多く、「買ってみたけれど、きつくて結局着けなくなった」ということもよくあります。

選ぶときに大切なのは、次の2つです。
  • 仕事の中でいちばん腰に負担を感じる介助は何か(移乗、前かがみ、入浴介助など)
  • 勤務中ずっと着けていても、苦しくならないか

私は福祉用具専門相談員として、北海道で10年以上、福祉用具の選定と適合に携わってきました。
この記事では、介護の現場で使いやすい腰痛ベルトを、介助動作別に11個紹介します。
あわせて、腰痛ベルトだけに頼らず、福祉用具で腰の負担そのものを減らす方法もお伝えします。

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選ぶのに迷ったらこれ!おすすめの腰痛ベルト3製品

製品          こんな方に詳しく見る
ソルボ楽らく腰ガード
(三進興産)
勤務中ずっと着けて動きたい方。
薄くて軽く、制服の下でも目立ちにくいです。
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バックレスキューベルトメッシュ
(丸光産業)
入浴介助がある方や、汗をかきやすい方。
メッシュ素材で蒸れにくいです。
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お腹を締め付けない腰のサポーター
(セルヴァン)
前かがみや座ったときに、お腹が苦しくなるのが苦手な方。【Amazon】【楽天】

11製品をまとめて見る方はこちら

どれにするか迷ったときは、「勤務中ずっと着用し続けられるか」で選んでください。
固定力が強いものほど、動きにくさや蒸れ、お腹の苦しさが出やすくなります。
まずは薄め・軽めのものから試し、物足りなければ固定力の強いタイプに切り替える、という順番がおすすめです。

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介護士に腰痛ベルトは必要?国の指針の考え方

「腰痛ベルトを着ければ、誰でも腰が楽になる」と思っている方も多いのですが、実は、人によって合う・合わないがあります。

厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」でも、腰痛ベルト(指針では「腰部保護ベルト」)について、次のような考え方が示されています。

  • 効果の感じ方には、個人差がある
  • 職場で全員に同じように使わせるのではなく、一人ひとりが着けてみて、使うかどうかを決める
  • 介護の仕事では、福祉用具を積極的に使って、腰への負担そのものを減らす

同僚が使っているものや、人気のものが、自分にも合うとは限りません。
体型や、ふだん担当している介助の内容に合わせて、実際に着けて確かめながら選ぶことが大切です。

ここからは、介護士が腰痛ベルトを選ぶときのポイントを紹介します。

出典:厚生労働省「職場における腰痛予防対策指針」

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介護士向け腰痛ベルトの選び方

腰痛ベルトを選ぶときは、次の5つのポイントを順番に確認していくと、自分に合うものを絞り込みやすくなります。

① 介助動作で選ぶ

介護の現場の方からは、腰への負担がかなりきつく、特に移乗介助が大変だと聞きます。

介護の仕事は、職場や担当によって多い動作が違います。
いちばん腰に負担を感じる動作に合わせて選びましょう。

多い介助動作選ぶポイント 製品の例
移乗・体位変換腰まわりをしっかり支えるもの・中山式ボディフレーム腰用ハード
・サクロライト・DX
おむつ交換・食事介助前かがみになってもお腹が苦しくないもの・メッシュアクションギアスリム
・お腹を締め付けない腰のサポーター
入浴介助蒸れにくいメッシュ素材のもの・バックレスキューベルトメッシュ
・ランバックソフトII

② タイプで選ぶ

腰痛ベルトは、形と支える位置で大きく3つに分かれます。

タイプ 特徴注意したい点
ゴムベルトタイプ伸びる生地で腰を包む。
軽くて動きやすい。
支える力は控えめ
支え(ステー)入りタイプ背中側の支えで腰まわりを安定させる。幅が広いほど、前かがみや座る動作でお腹に食い込みやすい
骨盤ベルトタイプ腰より低い位置(骨盤まわり)で巻く。
細くて動きやすい。
腰全体を広く支えるものではない

③ 勤務中ずっと着けるなら、薄さと通気性を重視する

介護の仕事では、朝から夕方まで、腰痛ベルトを着けたまま動き続けることになります。
買ったときは平気でも、勤務中ずっと着けていると、
「制服の下でゴワゴワする」
「汗で蒸れてかゆくなる」
「座って記録を書くとお腹が苦しい」困りごとが出てくることがあります。

着けていてつらいと、だんだん着けなくなってしまいます。
次の表の「気になること」から、ご自身に当てはまりそうなものを探してみてください。

気になること選ぶときのポイント 製品の例
制服の下でゴワつく・目立つ薄手で、幅が細めのもの・ソルボ楽らく腰ガード
・皮膚感覚 腰naossサポーター
汗で蒸れる(入浴介助、夏場など)メッシュ素材など、通気性のよいもの・バックレスキューベルトメッシュ
・ランバックソフトII
座ったときや食後に、お腹が苦しいお腹を締め付けにくいつくりのもの、腰より低い位置(骨盤まわり)で巻くもの・お腹を締め付けない腰のサポーター
・メッシュアクションギアスリム

選ぶときは、商品説明でベルトの幅や素材を確かめておくと、届いてから「思っていたのと違う」となりにくくなります。

④ サイズは「どこを測るか」が製品ごとに違う

腰痛ベルトのサイズは、製品によって測る位置が違います。
この記事で紹介する製品だけでも、次の4種類があります。

「ウエストはMだから、どの腰痛ベルトもM」と選ぶと、サイズが合わないことがあります。
選ぶときは、その製品が指定する位置で測ってください。

「腰痛ベルトのサイズを測る5つの位置(ウエスト・腰周り・仙骨周囲・骨盤周り・ヒップ)」

⑤ 休憩中にゆるめやすいか

介護の仕事では、腰痛ベルトをしっかり締めておきたい場面と、ゆるめておきたい場面があります。
移乗や入浴介助の前はしっかり締め、座って記録を書くときや休憩中はゆるめるのが基本です。

ところが、ゆるめたり締め直したりするのに手間がかかると、「面倒だから締めっぱなし」「外したまま次の介助へ」となってしまいます。
忙しい勤務の合間でも、さっと調整できるかどうかを確認しておきましょう。

調整のしかた特徴 製品の例
補助ベルト付き本体は着けたまま、補助ベルトだけをゆるめたり締め直したりできる・ランバックソフトII
滑車式左右のベルトを引くだけで締められる。少ない力で締め直せる・中山式ボディフレーム腰用ハード
・中山式腰椎医学コルセット滑車式スリムライト

また、制服の下に着ける場合は、服の上から締め具合を変えにくいことがあります。
こまめにゆるめたい方は、制服の上と下のどちらに着けるかも、あわせて考えておくと安心です。

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【動きやすさ重視】一日中着けて動きたい介護士向け

移乗や体位変換、移動など、一日を通してよく動く方には、腰をしっかり固めるタイプより、体の動きをじゃましにくいタイプが向いています。
固定力の強いものは安心感がある一方で、前かがみやしゃがむ動作がしにくく感じたり、長い時間着けていると窮屈になったりします。

ここでは、薄型・軽量のものと、コンパクトな形で動きを抑えすぎないものの2つを紹介します。
各商品の下には、仕様から見て、どんな方に向いているか・向かないかをまとめています。

ソルボ楽らく腰ガード(三進興産)

薄型・軽量で、動きやすさと支える力の両方をめざした腰痛ベルトです。

  • 4本の軟らかいボーンと補助ゴムで、腰まわりを支える
  • 蒸れにくいメッシュ素材、ずれにくい滑り止めテープ付き
  • 色はホワイトとブラック、背幅約21.5cm
  • サイズ(ウエスト):S 58〜78cm/M 68〜88cm/L 78〜98cm/LL 88〜108cm
向いている方・向かない方
  • 向いている方:勤務中ずっと着けていたい方。制服の下に着けても目立ちにくい薄さを求める方
  • 向かない方:腰に痛みがあり、しっかりした固定が必要な方(【しっかり固定】で紹介するタイプがおすすめ)
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中山式ボディフレーム腰用ハード(中山式産業)

コンパクトな形で、動きを抑えすぎずに腰まわりを固定する腰痛ベルトです。

  • 滑車の仕組みで、小さな力でも締めやすい
  • 前後のメッシュと、2本の弾力のあるボーン入り
  • 背幅約16cm
  • サイズ(腰周り):M 70〜90cm/L 80〜100cm/LL 90〜110cm
向いている方・向かない方
  • 向いている方:移乗や体位変換が多く、動きやすさと固定力のバランスを取りたい方。
    握る力に自信がない方
  • 向かない方:腰周りが70cm未満の細めの方(最小サイズがMから)
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【前かがみが多い】おむつ交換・食事介助向け

おむつ交換や食事介助など、腰を曲げた姿勢が続く方には、幅が細く、前かがみになってもお腹に食い込みにくいタイプがおすすめです。
幅の広い腰痛ベルトは、体を曲げたときにお腹側が押されたり、ベルトの端が体に当たったりして、窮屈に感じることがあります。

ここでは、腰より低い骨盤まわりに巻く、細幅のタイプを紹介します。
ウエストより下で巻くので、前かがみになってもお腹まわりを締め付けにくいのが特徴です。

メッシュアクションギアスリム(ダイヤ工業)

腰より低い位置で巻く、細幅の骨盤ベルトタイプです。
食事介助など、腰を曲げる動作が多い方に向けてつくられています。

  • 滑車の仕組み(Wギア構造)で、左右のベルトを引くだけで軽い力で骨盤まわりを締められる
  • 背中側はメッシュで蒸れにくい。手洗い可
  • 背幅約11cmの細幅

サイズ(腸骨周囲):S 60〜75cm/M 75〜95cm/L 95〜115cm

向いている方・向かない方
  • 向いている方:前かがみの介助が多く、幅の広い腰痛ベルトだとお腹が苦しい方
  • 向かない方:腰全体を広く支えたい方
    測る位置が「腸骨周囲」で、ほかの腰痛ベルトと違うので、サイズ選びに注意
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【蒸れにくいメッシュ】入浴介助で使いたい介護士向け

入浴介助のある日は、浴室の湿気と汗で、腰痛ベルトの中が蒸れやすくなります。
蒸れたままだと、肌がかゆくなったり、ベルトがずれやすくなったりして、着けているのがつらくなります。
夏場や、汗をかきやすい方も同じです。

ここで紹介する2つは、どちらもメッシュ素材で通気性を重視した腰痛ベルトです。
柔軟なプレートで腰まわりを支えるタイプと、補助ベルトで固定力を調整できるタイプがあるので、支え方の好みで選んでみてください。

バックレスキューベルトメッシュ(丸光産業)

軽くて通気性のよいメッシュ素材と、腰に沿う柔軟なプレートで腰まわりを支える腰痛ベルトです。

  • メッシュ素材で蒸れにくい
  • 腰に沿う独自のプレート入り
  • 背幅:S 約18.5cm/M〜LL 約20.5cm
  • サイズ(腰周り):S 55〜64cm/M 63〜79cm/L 78〜94cm/LL 93〜115cm
    向いている方・向かない方
    • 向いている方:入浴介助や汗をかきやすい仕事が多い方
      Sサイズが腰周り55cmからあり、小柄な方も選びやすい
    • 向かない方:背幅があるため、前かがみでお腹の苦しさが気になる方
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    ランバックソフトII(竹虎)

    軽いメッシュ素材で、補助ベルトを使って固定力を調整できる腰痛ベルトです。

    • 通気性のあるメッシュタイプ
    • 2本の支え(ステー)と補助ベルト付き
    • 色はブラックとホワイト、背幅約21cm
    • サイズ(腰周り):S 65〜75cm/M 75〜90cm/L 90〜105cm/LL 105〜120cm/3L 120〜135cm
    向いている方・向かない方
    • 向いている方:洗い替え用に2本そろえたい方
      腰周り135cmまで対応していて、体格の大きい方も選びやすい
    • 向かない方:腰に痛みがあり、よりしっかりした固定が必要な方
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    【しっかり固定】腰に痛みや不安があるときに

    腰に痛みや不安があるときには、支え(ステー)で腰まわりをしっかり固定する、次の3つの腰痛ベルトがおすすめです。

    なお、痛みが強い、足にしびれがある、急に痛み出したという場合は、腰痛ベルトを選ぶ前に整形外科受診をおすすめします。

    サクロライト・DX(アルケア)

    動きやすさと固定力の両方をめざした、幅が狭めの腰痛ベルトです。

    • 前かがみや体をひねる動きがしやすい、幅が狭めのつくり
    • 2本のアルミの支えと、幅6cmの補助ベルト付き
    • 薄く通気性のあるメッシュ素材で、お腹側はやわらかい素材
    • サイズ(腰周り):S 65〜80cm/M 75〜90cm/L 85〜100cm/LL 95〜110cm/3L 105〜120cm/4L 115〜130cm
    向いている方・向かない方
    • 向いている方:固定力がほしいけれど、介助で動きにくくなるのは困る方。
      腰周り130cmまであり、体格の大きい方も選びやすい
    • 向かない方:前かがみの介助が多く、お腹側をできるだけ締めたくない方
      (【前かがみが多い】のタイプも検討を)

    マックスベルトCH コンフォート(日本シグマックス)

    通気性と支える力の両方を重視した、マックスベルトシリーズの腰痛ベルトです。
    マックスベルトには、ほかにも支える力や形の違うタイプがあります。

    • 通気性と支える力の両方を重視したつくり。男女兼用
    • 色はホワイト、幅22cm
    • サイズ(ウエスト):S 65〜75cm/M 75〜85cm/L 85〜95cm/LL 95〜105cm/3L 105〜115cm
    向いている方・向かない方
    • 向いている方:移乗も入浴介助もあり、固定力と蒸れにくさの両方がほしい方
    • 向かない方:腰まわりを細くすっきり巻きたい方
      (幅22cmで、この記事の中では幅が広いほう)

    中山式腰椎医学コルセット滑車式スリムライト(中山式産業)

    滑車の仕組みで、少ない力で腰をしっかり締められる、軽くて薄いタイプの腰痛ベルトです。

    • 左右のベルトを引くだけで、滑車の仕組みで小さな力でもしっかり締められる
    • 硬いボーン2本とやわらかいボーン2本で、腰を安定させる
    • 薄くて軽いメッシュで通気性がよい。男女兼用、日本製
    • 縦幅12〜16cm
    • サイズ(腰周り):S 60〜80cm/M 70〜90cm/L 80〜100cm/LL 90〜110cm/3L 105〜125cm
    向いている方・向かない方

    向いている方:しっかり固定したいけれど、締めるときに力を入れたくない方
    休憩中にゆるめて、介助の前に締め直す使い方とも相性がよい

    向かない方:小さな力で強く締められるので、締めすぎに気をつけたい方
    (長い時間、強く締めたままにしない)

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    【女性向け】お腹が苦しくない・細身の腰痛ベルト

    幅の広い腰痛ベルトではお腹が苦しい、制服の上から目立つのが気になる、という方には、次の3つの腰痛ベルトがおすすめです。

    女性向けとしていますが、お腹の圧迫が苦手な男性にも向いています。

    お腹を締め付けない腰のサポーター(セルヴァン)

    縦方向のベルトで腰を支え、お腹の部分を開けた形にした腰のサポーターです。

    • お腹を圧迫しない形でも、縦方向のベルトで腰を支える
    • 下の骨盤ベルトで骨盤まわりを引き締める。後ろは幅広
    • ベルトは通気性のある生地。手洗いできる。日本製
    • サイズ(ヒップ):M-L/LL-3L 97〜110cm
    向いている方・向かない方
    • 向いている方:腰痛ベルトのお腹の圧迫が苦手で、着けるのをやめてしまったことがある方
    • 向かない方:ヒップで測るため、ウエストのサイズだけで選ぶと合わないことがある
      必ずヒップを測ってから選んでください

    皮膚感覚 腰naoss(ナオス)サポーター(丸光産業)

    細幅でスリムな、骨盤ベルトタイプのサポーターです。

    • 細幅で、ブレやすい骨盤まわりを引き締める
    • 内蔵式の補助ベルトで、制服にひびきにくい
    • 内側のすべり止めで、動いてもずれにくい。日本製
    • 色はブラックとベージュ
    • サイズ(ヒップ):M-L 80〜100cm/L-LL 90〜110cm
    向いている方・向かない方
    • 向いている方:制服の下で目立たせたくない方
      前かがみやしゃがむ動作でもじゃまになりにくい
    • 向かない方:腰全体を広く支えたい方、痛みがあってしっかり固定したい方

    ソルボ腰サポータースキニーフィット(三進興産)

    素肌のようなフィット感をめざした、ベージュ色の腰のサポーターです。

    • 4枚の「ソルボパッド」で腰を支える
    • 手洗い可
    • サイズ(ウエスト):S 58〜78cm/M 68〜88cm/L 78〜98cm
    向いている方・向かない方
    • 向いている方:白い制服や薄い色の服の下に着けたい方
      ウエスト58cmからあり、小柄な方も選びやすい
    • 向かない方:ウエスト98cmを超える方(最大サイズがLまで)
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    介護のときの腰痛ベルトの付け方

    腰痛ベルトは、位置と締め具合が合っていないと、ずれたり苦しくなったりします。
    製品ごとに付け方は少しずつ違うので、基本は説明書に従ってください。
    ここでは、多くの製品に共通する流れを紹介します。

    基本の付け方

    1. 立った状態で、ベルトの背中側の中心を、背骨の中心に合わせる
    2. 製品が指定する高さ(ウエスト、骨盤まわりなど)に合わせて、本体をお腹側で留める
    3. 補助ベルトがある場合は、左右均等に引いて締める
    4. お腹が苦しくないか、前かがみやしゃがむ動作をして確かめる

    初めて着けるときは、制服を着た状態で、座る・前かがみになる・しゃがむといった、ふだんの介助の動きをしてみましょう。
    ベルトの端が食い込まないか、お腹が苦しくならないかを、仕事で使う前に確かめておくと安心です。

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    腰痛ベルトだけに頼らない:福祉用具で腰の負担を減らす

    腰痛ベルトは腰を支える道具ですが、介助そのものの負担を減らすものではありません。

    前述の国の指針でも、介護の仕事では福祉用具を使って腰の負担を減らすことが求められています。

    スライディングシートやベッドの高さの調整は、介護の仕事をしている方には当たり前の対策かもしれません。
    そのうえで、リフトやアシストスーツ、介護ロボットを取り入れて、腰痛対策をしている職場も実際にあります。
    また、移乗介助は、道具だけでなく介助の技術を身につけることも大切です。

    ここでは、腰痛ベルトと組み合わせて使いたい用具を、福祉用具専門相談員の立場から紹介します。

    福祉用具を使った腰痛対策の全体像は、次の記事で詳しく紹介しています。

    関連記事:車椅子の移乗を楽にする「福祉用具」の選び方と活用法|腰痛対策にも

    「介助ベルト」と「腰痛ベルト」は別のもの

    通販サイトで「介護用 腰ベルト」と検索すると、「介助ベルト(移乗ベルト)」も一緒に表示されます。
    介助ベルトは、介助される方の腰に巻き、介助する人が持ち手をつかんで立ち上がりや移乗を助けるための用具です。
    自分の腰を支える腰痛ベルトとは役割がまったく違うので、間違えて購入しないように注意してください。

    なお、介助ベルトも、移乗や入浴介助のときの腰の負担を減らす用具のひとつです。
    選び方とおすすめは、次の記事で紹介しています。

    移乗の負担を減らす用具

    移乗は、介護の仕事の中でも、特に腰に負担がかかりやすい場面です。体を「持ち上げる」介助を、「滑らせる」介助に変えると、腰にかかる負担を減らせます。

    用具          使う場面使うときのポイント
    スライディングボードベッドと車椅子の間の移乗。
    間に板を渡し、座ったまま滑らせて移る
    座った姿勢を保てる方向け。
    車椅子は、ひじ掛けを外せる・跳ね上げられるタイプが必要
    スライディングシートベッドの上で、体を上にずらす・向きを変える。
    体の下に敷いて滑らせる
    使い終わったら、体の下から抜く。
    敷いたままにすると、体がずれやすくなる

    使えるかどうかは利用者の状態によるので、職場で相談したうえで導入してください。

    それぞれの選び方とおすすめは、次の記事で紹介しています。

    移乗の回数が多い職場や、体の大きな方の移乗には、天井や床に置くリフトを使うこともあります。
    リフトや介護ロボットは職場で入れるものなので、腰の負担が大きいと感じている方は、職場で相談してみてください。

    ベッドの高さを合わせる

    おむつ交換や体位変換のときは、介護ベッドの高さを自分の腰のあたりまで上げると、前かがみの姿勢を減らせます。

    「少しの時間だから」と低いまま介助してしまうこともありますが、その積み重ねが腰の負担になります。

    介助が終わったら、転落を防ぐために元の高さに戻しましょう。

    訪問介護では、ご利用者のベッドの高さを変えられないこともあります。

    その場合は、ケアマネジャーに相談してみてください。

    アシストスーツという選択肢

    中腰や前かがみの姿勢が続く方には、体に着けて腰の負担をやわらげる「アシストスーツ」もあります。
    腰痛ベルトが腰まわりを支えるのに対して、アシストスーツは、前かがみから体を起こす動きを助けます。

    大きく分けて、次の2つのタイプがあります。
    • 電動タイプ:モーターの力で動きを補助する
      補助する力は強いが、重さや価格は大きめ
    • 非電動タイプ:ゴムやバネなどの力で補助する
      軽くて扱いやすく、個人で買える価格のものも増えている
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    介護士の腰痛ベルトについてよくある質問

    Q. 勤務中ずっと着けていてもいいですか?

    勤務中に着けることは問題ありませんが、ずっと強く締めたままにするのは避けましょう。
    介助の前に締め、座っているときや休憩中はゆるめるのが基本です。寝るときは外してください。
    医師から使い方の指示がある場合は、その指示に従ってください。

    Q. ドラッグストアや作業服のお店の腰痛ベルトでもいいですか?

    お店で買うと、実際に手に取って厚みや硬さを確かめられるのがよいところです。
    一方で、介護の仕事で着けることを考えると、通販のほうが、蒸れにくいメッシュ素材やお腹を締め付けにくいタイプなど、選べる種類やサイズが多くなります。
    どちらで買う場合も、この記事の「選び方」のポイントで比べてみてください。

    Q. 制服の上と下、どちらに着ければいいですか?

    製品の説明書に従うのが基本です。
    目立たせたくない場合は、肌着の上・制服の下に着けると外から見えにくくなります。
    肌に直接着けると汗でこすれることがあるので、肌着を一枚はさむのがおすすめです。

    Q. 骨盤ベルトと腰痛ベルトは何が違うのですか?

    腰痛ベルトはウエストまわりに幅広く巻くものが多く、骨盤ベルトはそれより低い骨盤まわりに細く巻くものです。
    骨盤ベルトタイプは細くて動きやすいので、前かがみが多い介助に向いています。
    この記事では、メッシュアクションギアスリムと皮膚感覚 腰naossサポーターが骨盤ベルトタイプです。

    Q. 洗い替えは必要ですか?

    介護の仕事では汗をかきやすいので、2本を交互に使うと清潔に保てます。
    洗濯方法は製品ごとに違うので、洗濯表示を確認してください。

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    まとめ

    介護士の腰痛ベルトは、「いちばん腰に負担を感じる介助」と「勤務中ずっと着けていられるか」で選ぶのが失敗しないコツです。
    あらためて、迷ったときのおすすめをまとめます。

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    選ぶときは、次の3点を確かめてください。
    • その製品が指定する位置(ウエスト、腰周り、ヒップなど)でサイズを測ったか
    • いちばん多い介助動作に合っているか
    • 休憩中にすぐゆるめられるか

    腰痛ベルトは、腰を守るための方法のひとつです。
    ベッドの高さを合わせる、移乗で福祉用具を使うといった工夫と組み合わせて、長く働き続けられる環境を整えていきましょう。

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