はじめに
車椅子で長時間過ごすご家族を介護していると、「仙骨あたりが赤くなりやすい」「体重が一ヶ所に集中して痛がる」などの悩みを抱えることがあります。
こうした小さな不快感の積み重ねは、日常の生活リズムや気持ちの安定にも影響しやすいものです。
褥瘡予防に役立つ1つの介護用品として、車椅子クッションがあります。
クッションを適切に選べば、座り心地が改善するだけでなく、姿勢保持、褥瘡(床ずれ)のリスクを減らす助けにもなります。
本記事では、姿勢保持や床ずれ予防に役立つ、クッションの役割・選び方・おすすめ製品をご紹介します。
褥瘡が起こりやすい理由と車椅子クッションの役割
仙骨に負担が集中しやすい理由

車椅子に長く座っていると、体重の多くが仙骨(お尻の後ろ側の骨)に集中します。
姿勢が前ずれしてしまう方は負担が強くなりがちです。
長時間その状態が続くと、皮膚に圧力がかかり続け、赤みや痛みにつながりやすくなります。
体圧分散と姿勢保持のポイント

褥瘡を避けるには「圧を減らす」「姿勢の崩れを防ぐ」という2つの視点が欠かせません。
体圧分散性にすぐれたクッションは圧力を広い面積へ逃がし、仙骨など骨ばった部分への一点集中をやわらげてくれます。
長時間同じ姿勢が続くと身体が左右や前後に傾きやすいため、姿勢を安定させる工夫も大切です。
前ずれを防ぎ、骨盤が立ちやすい座位に導くクッションを選ぶことで、より快適に座り続けることができます。
- 褥瘡を避けるには「圧を減らす」「姿勢の崩れを防ぐ」2つの視点が大切。
- 体圧分散クッションは圧力を広く逃がし、仙骨など骨ばった部分の負担を軽減できる。
- 長時間座ると身体が傾きやすいため、姿勢を安定させる工夫も必要。
- 前ずれを防ぎ、骨盤を立てて座れるクッションを選ぶことで快適性が高まる。
褥瘡予防は車椅子のフィット感と調整の見直しも重要

褥瘡対策としてクッションを使用する際には、同時に車椅子そのものが身体に合っているかを確認することが欠かせません。
座面の幅が広すぎれば姿勢が傾き、狭すぎれば圧が偏りやすくなります。
また、フットサポートの高さやひじ掛け位置が合っていないと、お尻が前に滑りやすくなり、仙骨への負担が強まります。
必要に応じてポジショニングクッションなどを併用することで、より安定した座位保持が可能になります。
身体状況は人によって異なるため、車椅子での褥瘡予防はクッションだけに頼らず、車椅子全体の調整を含めて見直すことが大切です。
- クッションだけでなく 車椅子そのものが身体に合っているかの確認が必要
- 座面幅など車椅子のサイズが合わないと、姿勢が傾いたり圧が偏りやすくなる
- フットサポートやひじ掛けの高さが合わないと、お尻が前に滑りやすくなり仙骨に負担がかかる
- ポジショニングクッションの併用で、より安定した座位保持がしやすくなる身体状況は人それぞれ異なるため、褥瘡予防はクッションだけに頼らず、車椅子全体の調整を見直すことが重要
円座クッションはおすすめできない理由
介護現場でも「円座クッションを使ったほうが良いですか?」という相談をいただくことが多いですが、車椅子での使用では負担が増えやすいため推奨されません。
円座クッションは中央に穴が開いた形状のため、一見お尻への圧を軽くしてくれそうに見えます。
しかし車椅子での使用には適していません。中央の穴により、坐骨や仙骨まわりの圧が逆に強く集中しやすく、負担を増やしてしまう場合があります。
また、円形の穴部分を仙骨部に合わせて座ろうとすると、前ずれを招き、仙骨への圧が強くなることも考えられます。
座位保持が不安定な方や長時間座る方ほど、その影響を受けやすいため、車椅子では円座クッションの使用は避けた方が安心です。
車椅子用褥瘡予防クッションおすすめの種類と特徴
車椅子で長時間過ごす場合、仙骨まわりに圧が集中しやすく、褥瘡リスクを高めてしまうことがあります。
どんな素材のクッションを選ぶかは、褥瘡予防のうえでも重要なポイントです。
素材ごとに「圧の逃がし方」「姿勢の支え方」「ズレへの強さ」が異なるため、使用者の身体状況に合ったタイプを選ぶことが大切です。
ここでは、代表的な3種類の褥瘡予防クッション素材の特徴をご紹介します。
ゲルタイプ
ゲルが流動的に動き、体圧を広く分散します。
車椅子で長時間同じ姿勢になりやすい方でも、座面全体に圧が逃げやすく、お尻まわりの負担をやわらげてくれます。
横方向からのズレにも強いため、前ずれが起こりやすい方にも扱いやすい素材です。
ゲル+ウレタン
ゲルの流動性とウレタンの反発力を組み合わせたタイプです。
ゲルが体圧を分散し、ウレタンが姿勢をしっかり支えてくれるため、長時間の座位でも安定しやすい特徴があります。
ゲル単体よりも、前ずれや座り疲れが気になる方に向いています。
エアタイプ(ロホクッション)
ロホクッションは、個々に連結した多数の空気セルで構成されており、それぞれが独立して沈み込むことで体圧を分散します。
座ると空気が周囲のセルへゆっくり移動し、骨ばった部分への圧を自然に逃がしてくれる仕組みです。
使用者の体型や姿勢に合わせて空気量を調整できるため、フィット感を細かく整えられます。
前ずれしやすい方や、日によってコンディションが変わる方にも扱いやすいタイプです。
車椅子褥瘡予防クッションおすすめ製品
アウルサポートセット / 加地
特徴
・エクスジェルが衝撃と圧力を吸収し、座り心地を快適にサポート
・背クッションは体型に合わせてパッド位置の調整が可能
・座クッションには防水加工の専用カバー付きでお手入れしやすい
素材
シート:エクスジェル、ウレタンフォーム、他
シートカバー:ポリエステル100%、ウレタンフォーム、ウレタンフィルム
バッグ:エクスジェル、ウレタンフォーム、ウレタン合成皮革、他
カバー:ポリエステル100%、ウレタンフォーム
カラー
ブラック
サイズ
背クッション:幅48 × 高さ36.5 × 奥行12(cm)
座クッション:幅40 × 奥行40 × 厚さ5.5(cm)
アウルケアクッション 40F / 加地
特徴
・独自の“ふくろうデザイン”とエクスジェルが体圧を効果的に分散
・厚さ4cmの薄型で、足つき性がよく姿勢が安定しやすい
・裏面すべり止め加工付きカバーで車椅子でもズレにくい
素材
本体:ウレタン合成皮革
中材:エクスジェル(合成ゴム)、ウレタンフォーム
裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
カバー表材:ポリエステル100%、ウレタンフォーム、ウレタンフィルム
カバー裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
サイズ
座幅:400 / 380 / 360 / 440 / 420(mm)
奥行寸法:400mm
厚さ:40mm
アウルケアクッション 60F / 加地
特徴
・独自の“ふくろうデザイン”とエクスジェルで効率よく体圧を分散
・厚さ6cmの標準タイプで、より高い体圧分散性を発揮
・裏面すべり止め加工付きカバーで、車椅子使用時もズレにくい
素材
本体:ウレタン合成皮革
中材:エクスジェル(合成ゴム)、ウレタンフォーム
裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
カバー表材:ポリエステル100%、ウレタンフォーム、ウレタンフィルム
カバー裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
サイズ
座幅:400 / 380 / 360 / 440 / 420(mm)
奥行寸法:400mm
厚さ:60mm
アウルケアクッション 75F / 加地
特徴
・独自の“ふくろうデザイン”とエクスジェルで体圧を効果的に分散
・坐骨部の深い沈み込み量を確保し、安定した座位保持に貢献
・裏面すべり止め加工付きカバーで車椅子でもズレにくい
素材
本体:ウレタン合成皮革
中材:エクスジェル(合成ゴム)、ウレタンフォーム
裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
カバー表材:ポリエステル100%、ウレタンフォーム、ウレタンフィルム
カバー裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
サイズ
座幅:400 / 380 / 360 / 440 / 420(mm)
奥行寸法:400mm
厚さ:75mm
アウルケアクッション 70C / 加地
特徴
・アンカー(くぼみ)形状により前ずれを防ぎ、姿勢保持をサポート
・独自の“ふくろうデザイン”とエクスジェルによる優れた体圧分散
・簡易防水カバー付きで車椅子でも使いやすい
素材
・本体:ウレタン合成皮革
・中材:エクスジェル(合成ゴム)、ウレタンフォーム
・裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
・カバー表材:ポリエステル100%、ウレタンフォーム、ウレタンフィルム
・カバー裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
サイズ
・座幅:400 / 380 / 360 / 440 / 420(mm)
・奥行寸法:400mm
・厚さ:4.6〜7cm
アウルケアクッション 80C / 加地
特徴
・3D形状により最大限の薄さと高い汎用性を両立
・身体の凹凸に沿ってフィットし、姿勢保持をサポート
・簡易防水カバー付きで日常使いしやすい
素材
本体:ウレタン合成皮革
中材:エクスジェル(合成ゴム)、ウレタンフォーム
裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
カバー表材:ポリエステル100%、ウレタンフォーム、ウレタンフィルム
カバー裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
カラー
本体:ベージュ
カバー:ブラック
サイズ
座幅:400 / 380 / 360 / 440 / 420(mm)
奥行寸法:400mm
厚さ:3.5〜8cm
アウルケアクッション 100C / 加地
特徴
・起伏の強い3D形状で、深い沈み込みと高い支持性を両立
・姿勢保持に優れ、長時間の座位でも安定しやすい
・エクスジェルが体圧を効果的に分散し、お尻まわりの負担を軽減
素材
本体:ウレタン合成皮革
中材:エクスジェル(合成ゴム)、ウレタンフォーム
裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
カバー表材:ポリエステル100%、ウレタンフォーム、ウレタンフィルム
カバー裏材:滑り止め加工付きナイロン100%
サイズ
座幅:400 / 380 / 360 / 440 / 420(mm)
奥行寸法:400mm
厚さ:約55〜100mm
ハニカムジェルクッション コンタータイプ / ネオテックス
特徴
・ハニカムジェルが体圧を分散し、座り心地をサポート
・コンター形状が身体にフィットし、姿勢を安定しやすくする
・カバーは取り外して洗えるため、清潔を保ちやすい
素材
カバー:ポリエステル
中材:ハニカムジェル + ウレタンフォーム
カラー
ネイビー
サイズ
幅:40cm
奥行:41cm
厚さ:8cm
デュオジェルクッション(CK-385・CK-395) / ケープ
特徴
・2種類のジェル(シリコンジェル+ウレタンフォーム)を組み合わせ、体圧を均一に分散しやすい
・長時間の座位でも安定しやすく、車椅子使用時の負担軽減に役立つ
・防水・防汚・伸縮性のあるカバーでお手入れがしやすい
素材
・カバー(上面):ポリエステル100%(防水・伸縮)
・カバー(下面):ポリウレタン(すべり止め加工・防水・防汚)
・中材:シリコンジェル、ウレタンフォーム
カラー
・ブラック(カバー)
サイズ
・CK-385:40cm × 40cm × 厚さ7.5cm
・CK-395:42cm × 42cm × 厚さ7.5cm
車いす用アクションパッド ハイブリッド(#7000) / アクションジャパン
特徴
・底つきしにくく、柔らかいのに高い耐久性で長時間の座位をサポート
・硬くならず、押し返しのない独自素材で座り心地が安定
・次亜塩素酸やアルコールでの消毒が可能で衛生的に使用できる
素材
・カバー:ポリエステル、PVC
・中材:特殊ポリウレタンゲル・アクトンドライポリマー(#7000)
サイズ
・幅×奥行×厚さ:40cm × 40cm × 2.1cm
(重量:2.9kg)
車いす用アクションパッド ハイブリッド(#7500)/アクションジャパン
特徴
- 高い柔軟性により押し返しがなく、身体に優しくフィット
- 約600kgに耐える耐久性で底づきしにくい
- 次亜塩素酸ナトリウム等での消毒が可能で衛生的に使える
素材
- カバー:ポリエステル、PVC
- 中材:天然ゴム+アクトンドライポリマー(#7500仕様)
カラー
- カバー:ブラック
- 中材:ナチュラル
サイズ
- 40×40×4.2cm(幅×奥行×厚さ)
車いす用アクションパッド ベーシック(#9000) / アクションジャパン
特徴
・底つきしにくく、最大600kgの荷重にも耐える高い柔軟性
・押し返しが少なく身体にフィットしやすい素材で、快適な座位をサポート
・耐熱性があり30〜100℃での消毒洗浄が可能で衛生的
素材
カバー:ポリエステル、PVC
中材:アクトンドライポリマー
サイズ
40×40×2.5cm(厚さ2.5cm)
車いす用アクションパッド キュービック(#9700) / アクションジャパン
特徴
・象が乗っても底づきしない高い耐久性(最大荷重600kg相当)
・柔軟性が高く、押し返しが少ないため快適な座り心地
・次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒可能で衛生的
素材
カバー:ポリエステル、PVC
中材:アクトンドライポリマー
サイズ
幅×奥行×厚さ:40×40×2.5cm
厚さ:2.5cm
ロホ・クァドトロセレクト / ベルモビール
特徴
・4つの空気室に分かれ、身体の動きに合わせてバランス調整が可能
・空気量を細かく調整でき、体圧分散性にすぐれ、長時間の座位負担を軽減
・座位の安定性を高め、姿勢保持をサポート
・床ずれリスクのある方や仙骨すわりの方に適した構造で、骨ばった部分への圧をやわらげやすい
・身体に傾きのある方でも、セルごとに沈み込みが変化し、左右差にフィットしやすい
素材
・カバー:難燃性ナイロン(黒のみ)
・中材:ネオプレンゴム(耐熱・耐久性に優れたテラックス仕様)
カラー
・ブラック
サイズ(座幅・奥行バリエーション多数あり)
・ハイタイプ:高さ 約10cm
・ミドルタイプ:高さ 約8.3cm
・ロータイプ: 高さ 約5cm
ロホ・クッション / ベルモビール
特徴
・独立した多数のエアセルが体に合わせて沈み込み、圧を一点に集中させにくい構造です。
・床ずれリスクのある方、仙骨すわりの方、身体が傾きやすい方にもフィットしやすい設計です。
・空気量を調整することで使用者の状態に合わせた座り心地に調整できます。
素材
・カバー:難燃性ナイロン(黒カバー付)
・中材:難燃性ネオプレンラバー(ラテックス不使用)
カラー
・ブラック
サイズ(座幅・奥行バリエーション多数あり)
・ハイタイプ:高さ 約10cm
・ミドルタイプ:高さ 約8.3cm
・ロータイプ:高さ 約5cm
ロホ・モザイククッション/ベルモビール
特徴
・新設計のエアセル構造で、皮膚や軟部組織をやさしく保護しながら快適な座り心地を実現
・空気の流れがよりスムーズになるデザインで、違和感を抑えつつ長時間の使用に対応
・身体の形状に合わせて自然に沈み込み、座面へのフィット感が高い
・軽量で扱いやすく、幅広い座面サイズに対応できる仕様
素材
カバー:ナイロン
中材:ポリ塩化ビニル
カラー
黒
サイズ
縦40cm × 横40cm
厚さ:約7.5cm
メリディアン / ユーキ・トレーディング
特徴
・前後で独立した空気室構造により、体圧分散と姿勢の安定性を両立
・お尻まわりの状態に合わせて前後の空気量を個別に調整でき、フィット感を細かく最適化
・仙骨すわりや姿勢の傾きが出やすい方にも対応しやすい設計
素材
カバー:ナイロン、ポリエステル
中材:特殊ウレタンフォーム
カラー
ブラック
サイズ(座幅・奥行バリエーション多数あり)
高さ:10cm
JAY J2クッション / サンライズメディカル
特徴
・高い除圧効果と姿勢保持性能を両立したクッション
・特殊流動体パッドが骨ばった部分の圧を効果的に吸収
・ベースの安定性が高く、身体のバランスに合わせたフィット感が得られる
素材
・ベース部:密封ウレタン
・パッド部:特殊流動体
・カバー部:伸縮性ナイロン
カラー
・ブラック
サイズ(座幅・奥行バリエーション多数あり)
・高さ:約7.6cm
アルファプラクッション / タイカ
特徴
・3層のゲルサンド構造がお尻を包み込み、安定した座り心地を提供
・低反発ウレタンと特殊格子状ゲルの組み合わせで体圧を効果的に分散
・カバーは「撥水・防水タイプ」「吸湿・速乾タイプ」から選べる
素材
中身:PU(ポリウレタン)フォーム、シリコーンゲル
カバー(表地):ポリエステル
カバー(裏地):PU(ポリウレタン)
カバー(底面):ポリエステル・メタクリル樹脂(制菌加工:KC-WP4040のみ)
カラー
撥水・防水タイプ:ブルー
吸湿・速乾タイプ:ブラック
サイズ
約40×40×6cm
アルファプラ Fクッション / タイカ
特徴
・長時間座位でも体圧分散性が高く、お尻まわりの負担を軽減
・前縁が緩やかなカーブ形状で、太ももを圧迫しにくく快適
・吸湿・速乾タイプ、撥水・防水タイプの2種類から選べる
素材
・天面・側面(表地):ポリエステル
・裏地(吸湿・速乾タイプ):ポリウレタン
・裏地(撥水・防水カバータイプ):ポリ塩化ビニル
・座面(表地):ポリエステル
・裏地:レーヨン
・インナーカバー:ポリウレタン
・中材:低反発ウレタンフォーム
カラー
・ネイビー(FAC-4040 吸湿・速乾タイプ)
・ブルー(FWC-4040 撥水・防水カバータイプ)
サイズ
・幅40cm × 奥行40cm × 厚さ7.5cm
パワークッション(ノーマルタイプ/ハイタイプ)/モルテン
特徴
・3Dフィットエアセルが大腿部・坐骨部・尾骨部を包み込むように支え、体圧を分散しやすい構造
・自動体圧調整機能により、座るだけで最適な体圧バランスへ調整(個々の体型・姿勢に自動対応)
・定期的な圧切替により坐骨部や尾骨部の圧を軽減(15分ごとに自動作動)
・清拭しやすいインナー保護カバー付きで日常の衛生管理が簡便
・底づき防止フォームとエアセルの組み合わせで、快適な沈み込みと安定感を両立
素材
・エアセル:ウレタンフィルム
・底づき防止フォーム:ポリウレタンフォーム
・クッションカバー表面:ポリエステル
・クッションカバー裏面:ナイロン(滑り止め加工)
・インナー保護カバー:ウレタン合皮
・充電方式:AC100V または USB/DC5V
サイズ
[ノーマルタイプ(MPWCL)]
・幅 38cm/長さ 40cm/厚さ 8cm/最厚部 11cm
・重量 約1.2kg(バッテリー含まず)
・バッテリー持ち時間の目安:活動性が低い場合 約50時間/活動性が高い場合 約15時間
[ハイタイプ(MPWCHL)]
・幅 38cm/長さ 40cm/厚さ 11cm/最厚部 14cm
・バッテリー持ち時間の目安:活動性が低い場合 約35時間/活動性が高い場合 約11時間
車いすクッション売れ筋ランキング
車いすクッション選びに迷っている方は、各サイトの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
まとめ
本記事では、車椅子で長時間過ごすご家族の負担を和らげるためのクッション選びについて解説してきました。
褥瘡を避けるためには体圧分散だけでなく、姿勢保持や車椅子本体の調整も関わるため、複数の視点で検討することが大切です。
どのクッションを選ぶか迷ったときは、使用者の身体状況や日常の過ごし方を基準に考えると、より快適な環境づくりがしやすくなります。
- 圧を減らし姿勢を整えることで仙骨の負担を軽減につながる
- クッションだけでなく車椅子本体のフィットも重要
- 姿勢の不安定さや前ずれは褥瘡リスクを高めるため、対策が必要
- ゲル、ウレタン、エアタイプなど素材ごとの特性を理解して選ぶことが大事
- 身体状況やクッションの状態は変化するため、半年〜1年で見直しが必要
快適な座位環境づくりは、介護する側・される側の両方の負担を軽減する大きな助けになります。
本記事が、使用するご本人、ご家族にとって最適な車椅子クッション選びの参考になれば幸いです。
介護マーケットを運営しているもっちゃんといいます。
このブログでは、介護に関わるご家族や支援をされている方に向けて、介護ベッドや靴、手すりなど、日常で役立つ介護用品の情報をまとめています。
これまで多くのご家庭や施設で介護用品の選定をお手伝いしてきました。
現場で感じた体験をもとに、記事を書いています。
「初めての介護で何を選んだらいいのかわからない」
「商品がたくさんあって違いがよくわからない」
そんな時に、少しでも参考にしていただけるブログになれば嬉しいです。
