腰痛リスクを軽減!移乗用介助ベルトの使い方とおすすめ8選【在宅介護にも】

介助ベルト
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はじめに

足腰が弱い高齢の家族を介護していると、「ベッドから車いすへ移す」「立ち上がらせる」といった“移乗”の動作に苦労する場面が多いのではないでしょうか。
介助する側も腰への負担が大きく、毎日のこととなると体にも限界がでてきます。

移乗介助の動作負担軽減に役立つのが「移乗用介助ベルト」です。
使い方を理解して正しく装着することで、介助される方の安心感も高まり、介助者の負担も軽減されます。

本記事では、介助ベルトの基本や使い方、選び方のポイントをわかりやすく解説しながら、おすすめ商品もご紹介します。

移乗用介助ベルトとは?

移乗用介助ベルトの基本的な役割

移乗用介助ベルトは、移乗動作をする時に、介助する人とされる人の両方をサポートする福祉用具です。

利用者の腰や胴まわりに装着し、介助者がベルトの持ち手をつかむことで、安定した移乗や立ち上がりを補助できます。

特にベッドから車いすへの移動、トイレや入浴時のサポートなど、移乗動作を伴う介護場面で活躍します。

どんな場面で役立つの?

移乗用介助ベルトは、以下のような介護シーンで活躍します。

  • ベッド⇔車いすの移動時
     要介護者がベッドから車いす、またはその逆に移る際に、腰や体幹をしっかり支えることで、転倒のリスクを軽減します。介助者も安定した姿勢でサポートできるため、腰への負担が少なくなります。
  • 起き上がりの補助
     ベッドで横になっている方を座位まで起こすとき、体を引き起こすのに力が必要ですが、ベルトの持ち手を利用することでスムーズにサポートできます。利用者も「どこを支えられているか」がわかるため、安心感があります。
  • 立ち上がり動作のサポート
     ベッドや椅子からの立ち上がりは、足腰の力が必要です。介助ベルトを利用することで、介助者が無理なく利用者を支えながら、安全に立ち上がりを誘導できます。

介助ベルトは、「自分で少しは動けるけれど、介助がないと不安定」という方に向いています。
立ち上がりや移乗が一人では難しいが、支えがあれば行動できる場合に役立ちます。

移乗用介助ベルトの使い方

基本の装着方法

  1. ベルトを利用者の胴回りまたは腰に巻き、マジックテープやバックルで固定します。
  2. 介助者はベルトについている持ち手(グリップ)をしっかり握ります。
  3. 利用者に「立ちますよ」と声をかけ、息を合わせて移乗や立ち上がり動作を行います。

使用時の注意点

  • 利用者の身体に負担がかからない位置にベルトを装着する
  • ベルトがズレていないか、ゆるみがないか必ず確認する
  • 無理な力で引っ張らず、重心移動を利用して支える

使用パターン

利用者が装着するパターン

一般的な介助ベルトの主な使い方。
利用者の腰や胴体に巻きつけ、介助者がそのベルトを持って移乗・立ち上がりなどを補助します。

介助者が装着するパターン

介助者の腰にベルトを装着し、利用者が介助ベルトを掴んだ状態で介助動作を行います。

利用者と介助者の両方が装着するパターン

立ち上がり座りの際に、お互いのベルトを掴むことで、より安全な介助が可能になります。

移乗用介助ベルトの選び方

グリップの位置と数

  • グリップが複数ついていると、介助者の姿勢に合わせて持ち替えやすく便利。
  • ベルトの上下左右に持ち手があるタイプが主流です。

サイズ調整ができるか

  • 利用者の体型や服の上からでも着けやすいよう、調整幅が広い製品がおすすめ。

使用者の身体状態に合っているか?

  • 移乗用介助ベルトでは、対応が難しい場合があります。
    端座位ができない場合や起き上がり困難な方は、移乗ボードやリフト等も検討。

移乗用介助ベルトおすすめ製品7選

介助ベルト らくべル/神戸生絲

特徴

  • 起き上がり・立ち上がりなどの離床動作をサポート
  • 幅約17cmの幅広設計でしっかり腰を包み込み、安定感あり
  • バックルで着脱しやすく、装着も簡単
  • ソフトなウレタン芯入りで圧迫感を軽減

素材

  • 表素材:綿100%
  • テープ:アクリル100%
  • スポンジ(芯材):ウレタン100%

サイズ

  • M:ウエスト75~90cm(品番:KR-1M)
  • L:ウエスト85~105cm(品番:KR-1L)
  • 重量:約220~240g

テイコブ移乗用介助ベルト/幸和製作所

特徴

  • 体格を問わず使えるフリーサイズ設計(ウエスト約60〜130cm)
  • 縦・横両方向に取っ手がついており、握りやすさと介助の安定性を両立
  • 取っ手のループサイズが異なり、使用場面に応じて持ち替えやすい
  • 腰部にパッドが入っており、装着時の圧迫感を軽減
  • 耐荷重100kgで安心の使用設計

カラー:グリーン

サイズ:ウエスト 約60〜130cm/耐荷重100kg

キャリーベルト/ダイヤ工業

特徴

  • 9つの持ち手で、どの方向からも掴みやすく介助しやすい
  • 起き上がり・立ち上がり・移乗動作をサポート
  • 介助者の負担軽減を目的に設計された多用途タイプ
  • 装着しやすいシンプル構造で在宅介護にも最適
  • 近距離の移乗・歩行補助・立位保持補助にも活躍

素材

  • ポリエチレン、ポリウレタン、ナイロン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリエステル、ウレタンフォーム

カラー:ブラック

サイズ

  • ウエスト対応:60〜120cm
  • 最大耐荷重:120kg

たすけ帯R型(リハビリ用)/特殊衣料

特徴

  • 腰から両股にかけてベルトを通し、体重を分散
  • 介助者が背部の持ち手を握ることで、安全に立ち上がりや移動をサポート
  • 腰部への負担を軽減しながら、移乗や歩行練習を補助
  • 洗濯機対応(ネット使用)、脱水・乾燥機も可で衛生管理がしやすい

素材

  • 本体生地:綿100%
  • 持ち手:ナイロン100%

サイズ

  • 腰周囲:70~105cm
  • 重量:約240g
  • 最大使用者体重:100kg

もてるんですショート/ダイヤ工業

特徴

  • 介助時に利用者の身体や衣類を直接つかまずに支えられる手持ちパッド
  • コンパクトサイズで手のひら感覚で保持でき、介助者・利用者双方の負担を軽減
  • リハビリ施設や在宅介護でも活用しやすい簡易設計
  • 介助時の肌への負担や衣類のずれを防止

素材

  • ナイロン、PU(ポリウレタン)、PVC(塩化ビニル樹脂)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン芯材)、入浴用PU(ポリウレタン)、PE(ポリエチレン)

カラー

  • ブラック

サイズ

  • 240mm × 110mm

リフティ・ピーヴォ/エナジーフロント

特徴

  • てこの原理で立ち上がりや移乗介助がしやすく、腰痛リスクを軽減
  • クッション性のある座面と背面で、座り心地と安定感を確保
  • 車いすとベッド間などの近距離移乗に最適
  • 背もたれ付きで姿勢が崩れにくい構造
  • 使用者の自立度に応じて介助量を調整しやすい

素材

  • 本体:綿100%
  • クッション材:ラテックスフォーム
  • 滑り止め素材:ビニルレザー
  • 面ファスナー:ポリエステル、プラスティックバックル

カラー

  • インディゴ/ホワイト/オレンジ/レッド

サイズ

  • 背面:400×300mm
  • 座面:400×300mm
  • 膝帯:140×1140mm

座式介助シート/高田ベッド製作所

特徴

  • 椅子や車いすからの移乗をサポートする座位型介助シート
  • 身体にかかる負担を抑えた安定形状
  • 座ったまま安全に持ち上げ・移動できる
  • 8か所の持ち手付きで、介助者の手をかけやすい設計
  • 拭き取り掃除が可能で、衛生管理がしやすい

素材

  • 表地:ナイロン100%
  • 裏面:PVC(塩化ビニル)コーティング加工

カラー

  • ブルー/グリーン/エンジ/ブラック

サイズ

  • 51cm × 45cm × 45cm
  • 重量:約1kg
  • 耐荷重:100kg

介助シート/高田ベッド製作所

特徴

  • 移乗・体位変換に使用するフラットタイプの介助用シート
  • 安全性を重視した二重生地構造
  • 両サイドに8カ所の持ち手付きで、複数人での持ち運びにも対応
  • 素材
    • 表地:ナイロン
    • 裏地:PVC(塩化ビニール)加工
  • カラー:ブルー/グリーン/エンジ/ブラック
  • サイズ
    • 幅48cm × 長さ170cm
    • 重量:約1kg

まとめ

本記事では、介助ベルトの基本的な役割から使い方、製品選びのポイント、おすすめ商品をご紹介しました。

これから介助ベルトの導入を考えている方は、以下の点に気を付けてください。

  • 使用する場面に合った形状や構造(立ち上がり補助/移乗補助など)
  • 装着しやすく、体に負担をかけにくい素材や形状を選ぶ
  • 介助者の姿勢や動きに合わせて使いやすいグリップの位置・数
  • 利用者の身体状況に適しているか(歩行可能か、端座位可能かなど)

製品によっては、腰用・座式・シート型などさまざまなバリエーションがあり、それぞれの介護シーンに合わせた選択ができます。

移乗介助ベルトは、安全性と使いやすさの両立がとても大切です。
介護者・利用者の双方が安心できる環境づくりの一助として、介助ベルトの活用をぜひ検討してみてください。
本記事が役立っていただけますと幸いです。

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