【価格別にわかる】介護用スライディングシートおすすめ12選

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はじめに:移乗介助の負担、感じていませんか?

家族の介護をしていて「ベッドから車いすに移すのが大変…」と感じることはありませんか?

移乗介助は、腰への負担があり、毎日のこととなると、身体的な負担がとても大きいです。

そんな悩みを解決するのが「スライディングシート」です。滑りやすい素材でできており、寝たままでも座ったままでも、体をスムーズに移動させることができます。

スライディングシートを上手に活用することで、移乗動作の負担が軽減されます。

介護用スライディングシートとは?

そもそもどんな道具?

スライディングシートとは、ナイロンやポリエステルなど、滑りやすい素材でできており、摩擦を大幅に軽減します。
体の下に敷いて滑らせることで、移乗や体位変換をスムーズに行う介護用品です。

どんな場面で使うの?

  • ベッドから車いすへの移乗
  • 車いすからトイレ・ポータブルトイレへの移動
  • ベッド上での体位変換(寝返りなど)

とくに在宅介護においては、1人で介助しなければならないケースもあるため、こうした用具の活用が重要です。

スライディングシートのメリット・デメリット

メリット

介助者の腰への負担が軽減される

滑りやすいので、力任せに持ち上げる必要がなくなります。

一人でも介助がしやすくなる

小柄な方でも、スムーズな介助が可能に。

利用者の不安や痛みを軽減

不安定な持ち上げよりも、滑らせる動作の方が安心感があります。

スライディングボードより収納性・携帯性が高い

スライディングシートは、容易に折り畳みができるので、収納性が高いです。また、軽量なので、携帯性も高いです。

デメリット(使用時の注意点)

使用にはある程度の慣れが必要

最初は使い方に戸惑うこともあると思います。
シートを体の下に正しく敷き込めていないと、うまく滑らず逆に負担になることがあります。

力加減に慣れるまで注意が必要

滑らせる方向やスピードに注意しないと、利用者に不安や恐怖を与える場合があります。

正しい使い方を覚えれば、介助者と利用者の両方にとって非常に有用な用具になります。

使用方法は、以下の画像も参考にしてみてください。

スライディングシートよりもスライディングボードの方が安定性が高い場合も

使用環境や用途によりますが、全介助の方をベッドからフルリクライニング車いすやストレッチャーへの移乗動作をする時に、スライディングボードの方が安定性があるため、動作を楽に行える場合があります。

介護用スライディングシートの選び方

使用用途に合った大きさを選ぶ

シートのサイズ選びは、使用する場面や利用者の身体状況に応じた大きさを選ぶことで、安全でスムーズな介助が可能になります。

小サイズ

介助の補助として一部だけに敷く用途に向いています。ベッド上での軽微な位置調整や、お尻部分だけを滑らせたいときなどに使用します。

中サイズ

頭から腰あたりまでをカバーし、ご自身で腰をあげることが難しい方向けです。

大サイズ

寝たきりの方など、全身をスムーズに滑らせて移乗する必要があるケースに最適。ベッドから車いすへの乗り移りや、体位変換を一人で行う場合にとても便利です。

敷きこみやすさ・使いやすさ

ナイロンが主流

ナイロン製は、耐久性があり滑りやすさも良好。比較的薄くて軽いため、体の下に差し込みやすく、1人介助の現場でも扱いやすい素材です。また、生地が厚くないので、保管の場所も取りません。
一方で、安価な価格帯の製品には、ポリエステルが使用されていることが多いです。

扱いやすい筒状タイプ

スライディングシートのスタンダードタイプ。
両面滑りやすく、一定方向に滑るので、初めての方でも扱いやすい。
シートの上下を気にせず使用できるため、スムーズに使用可能です。
上下両方の滑り効果で、より少ない力での移乗が実現できます。

多方向に滑らせたいなら一枚タイプ

枚のシートを折りたたんで使用するタイプ。
筒状タイプと異なり、あらゆる方向に滑らせることができます。

介護用スライディングシートの値段は?

介護用スライディングシートの価格帯は、1,000円台〜6,000円以上と幅広く、用途や素材によって異なります。

安価格帯(1,000円台〜)

  • Amazonや楽天で販売されているノーブランド品
  • 薄手でシンプルな製品
  • 主に小サイズ

中価格帯(3,000円台〜)

  • 使いやすさ・耐久性のバランスが良い。
  • 丸洗いOKなモデル多数。
  • 小~中サイズ

高価格帯(6,000円〜10,000円超)

  • 大手メーカーの高品質な製品
  • 全介助の方向けの全身をカバーできる大判サイズ

【価格帯別】おすすめの介護用スライディングシート5選

安価格帯(1,000円台〜3,000円)

楽々健 スライディングシート/楽々健

特徴

  • 価格が手頃で在宅介護にも導入しやすい
  • 移乗や体位変換に使える滑りやすいポリエステル製シート
  • コンパクトで軽く、持ち運びしやすい
  • 表面はなめらかで、ベッド上でも摩擦抵抗が少ない
  • Sサイズ(75×70cm)はお尻や背中部分の部分介助向け
  • Lサイズ(140×70cm)は全身移乗・体位変換に対応可能

素材

  • ポリエステル

カラー

  • ブルー

サイズ

  • Sサイズ:75×70cm
  • Lサイズ:140×70cm

スルスル移乗スライドシート筒状/かいごや

特徴

  • 2003年からの販売実績があるスライディングシート専門メーカーの自社製品
  • 筒状(チューブ状)構造により、方向が決まった移乗がスムーズに行える
  • コンパクトで取り回しやすく、1人介助の現場にも適している
  • 価格が安価ながら、ナイロン製
  • メール便対応でコストを抑えた配送が可能

素材

  • ナイロン

サイズ

  • 幅70cm × 長さ70cm

スライディングシート/オオサキメディカル

特徴

  • 筒状構造で、ベッド上での体位変換や移乗時の摩擦を大きく軽減
  • 生地表面にフッ素加工を施しており、スムーズに動かせる設計
  • 褥瘡(床ずれ)や皮膚トラブルの予防に有効
  • 吊り下げループ付きで、保管に便利

素材

  • ポリエステル(表面:フッ素加工)

サイズ

  • ふつうサイズ:約120×70cm
  • 小さめサイズ:約75×70cm

移乗シート/日本資材

特徴

  • 体位変換やベッド⇔車いす間などの身体移動をサポートするスライディングシート
  • シンプルな一枚タイプで、滑りやすさと取り扱いやすさを両立
  • 安価だが、摩擦抵抗が少ないナイロン製で、扱いやすく耐久性にも優れている
  • 使い分けできる2サイズ展開(S/L)で用途に応じた選択が可能

素材

  • ナイロン100%

カラー

  • ピンク、ブルー

サイズ

  • Sサイズ:75×75cm
  • Lサイズ:75×120cm

中価格帯(3,000円台〜)

移座えもんシート(BLACK)/モリトー

特徴

  • スライディングシートの定番品
  • ナイロンに特殊コーティングを施し、スムーズな滑りを実現
  • 摩擦抵抗を軽減し、ベッドから車いすへの移乗などに適している
  • M・MLサイズは、1人介助での利用を想定した設計
  • Lサイズは、全身の移動や2人介助に対応
  • 施設・病院・在宅での使用実績も多い

素材

  • ナイロン(特殊コーティング加工)

カラー

  • ブラック

サイズ

  • S:45×60cm
  • M:75×75cm
  • ML:75×120cm
  • L:145×95cm

トランスファーシート 筒状スライディングシート/ウェルファン

特徴

  • 筒状タイプで一定方向への滑りがスムーズに行える構造
  • 薄手設計で体の下への差し込みがしやすく、介助者の負担軽減に配慮
  • 利用者を包み込むようにして移動・体位変換が可能
  • サイズ展開が豊富で、部分介助から全身移乗まで対応可能

素材

  • ナイロン

カラー

  • パープル

サイズ

  • Sサイズ:73×70cm
  • Mサイズ:73×120cm
  • Lサイズ:73×180cm

トランスファーシート フラット/ウェルファン

特徴

  • 折って重ねて使う一枚タイプのスライディングシート
  • 上下左右斜めと全方向への移動に対応可能
  • 身体の下に差し込みやすい薄手構造で、1人介助にも適している
  • ベッド上での体位変換、移乗動作の補助として幅広く使用されている
  • 複数方向への操作性に優れ、自由度の高い移動が可能

素材

  • ナイロン

カラー

  • パープル

サイズ

  • Sサイズ:94×142cm
  • Lサイズ:142×188cm

高価格帯(6,000円〜10,000円超)

楽々スライドマット/ダイヤ工業

特徴

  • 体位変換や平行移動など、横方向の介護動作を効率化するためのスライドマット
  • 通気性に優れ、長時間の使用でもムレにくく快適
  • 薄型でしなやか、寝たままでも使用可能
  • 丸洗い可能で衛生的に使用できる
  • ベッド上での寝返り補助、移動補助に特化したマット構造

素材

  • ポリエステル

カラー

  • 水色(ライトブルー系)

サイズ

  • 約70×100cm(厚さ 約1cm)

SOEL ケアシート/日本ケアリフトサービス

特徴

  • 幅200cm×長さ145cmと全身をカバーできる大判サイズで、体位変換や移動を少ない力で行える
  • ベッド上での姿勢調整や、移乗の際の補助として便利
  • 裏面の一部を折り返して縫製しており、2層構造によって滑りがスムーズ
  • 洗濯機・手洗い対応(40℃まで)、ただし脱水・乾燥機には非対応

素材

  • ナイロン100%

カラー

  • ブルー

サイズ

  • 145×200cm

M-ableシート(マーブルシート)/ヒトラボ

特徴

  • ベッド上での移動や体位変換をサポートするスライディングシート
  • 表裏の区別がなく、2つ折りで使用可能
  • 横移動や斜め移動など、多様な方向への介助に対応

素材

  • ナイロン100%

カラー

  • ブルー

サイズ

  • 約160×130cm

スマイルシート/タイカ

特徴

  • パラシュート用の生地を使用しており、非常に滑りがよく丈夫
  • やわらかいマットレスなど体が沈み込みやすい環境でもスムーズな移動が可能
  • 丸めたり折ったりして自由に使える構造で、体位変換・移乗など幅広い場面に対応

素材

  • ナイロン100%

カラー

  • Mサイズ:オレンジ
  • Lサイズ:青(ブルー)

サイズ

  • Mサイズ:100×145cm
  • Lサイズ:200×145cm

トレイジー スライドシート/東レ

特徴

  • 軽い力で体位変換・移動が可能なスライディングシート
  • ナイロン素材に特殊コーティングを施し、優れた滑り性能を実現
  • 高い耐久性と防水性があり、長期使用にも適している
  • ベッドからの移乗、体位変換など幅広いシーンで使用可能

素材

  • ナイロン100%

カラー

  • オレンジ、ラベンダー

サイズ

  • 75×120cm

まとめ

介護現場の「移乗介助」の負担は、介助者・利用者の双方にとって大きな悩みです。
そんな負担を軽減するための介護用品が、スライディングシートです。
滑りやすい素材で摩擦を抑え、少ない力でスムーズな移動を可能にします。

本記事では、介護用スライディングシートの基本から、選び方、価格帯別のおすすめ商品までを詳しく解説しました。
在宅介護をされているご家族にも、現場で働く介護職にも役立つ内容となっています。

特に重要なポイントは以下のとおりです。

  • スライディングシートとは?
     → ナイロンやポリエステルなどの素材でできた滑りやすいシート。体の下に敷き、移乗や体位変換をスムーズに行うために使います。
  • 使用シーンに応じたサイズ選びが重要
     → 小サイズ(75cm前後)~大サイズ(160cm以上)まであり、移乗の範囲や利用者の体格に応じて選定が必要です。
  • 主な素材とその特徴
     → ナイロンは滑りやすく扱いやすい。フッ素加工付きはさらに滑走性に優れ、力の弱い方でも扱いやすい。
  • シートの形状にも注目
     → 筒状タイプは両方向に滑りやすく、初めての方でも使いやすい。一枚タイプは自由な方向に動かせて汎用性が高いです。
  • 価格帯の目安
     → 1,000円台から購入可能。高価格帯では高機能・大判サイズのモデルもあり、使用頻度に応じた選定が求められます。

本記事を通じて、より快適で安心な介護環境を整える一助になれば幸いです。価格や用途に応じて最適なスライディングシートを選び、日々の介助負担を少しでも軽減しましょう。

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