プラッツ ┃ ラフィオ
超低床ベッドのラフィオは、ハイバックサポート機能を備えているのが特徴です。

通常の電動ベッドの背上げよりも頭側に関節が追加されています。
言わば、4モーターといったところでしょうか。
介護ベッドのモーター数による動作のおさらい
1モーター・・・背上げ機能のみ(もしくは背上げと足上げの連動機能)
2モーター・・・背上げ機能もしくは背上げと足上げ連動+高さ調整
3モーター・・・背上げ機能+足上げ機能+高さ調整がそれぞれ単独でできる。
ラフィオ・・・ハイバック機能+ローバック機能+足上げ機能+高さ調整がそれぞれ単独でできる。
(※上記機能は、ラフィオ ハイバックサポート機能付3モーターの場合です)
ラフィオの特徴
私も実際に体験しましたが、これまでのベッドの背上げ機能とは違い、ハイバック機能が追加された事で、頸部から上側を支えながら、背上げしてくれますので、人の手で起こしてもらっている感覚に近いと感じました。
ベッドに乗っている方にとって、背上げしてもらう時、天井を向いたまま視界の高さが変わるし、背中はズレたり、身体が伸びたりするので恐怖感を持つ方もいると思います。
ハイバック機能によって、背上げ時に正面側を向くことができるので、恐怖感の軽減にも繋がります。

また、頸部角度が調整できる他のメリットとしては、嚥下しやすい姿勢に調整することにより誤嚥リスクの軽減が期待できることや、在宅酸素などを利用している方には、呼吸しやすい姿勢を保つことにも繋がります。
身体のズレに関しては、膝角度の位置を利用者さんの身長に合わせて、2段階に調整することもできます。
高さ調整に関しては、超低床の機能も兼ね備えており、床から15㎝まで下げることができます。
今まで床で寝る習慣で、ベッドに抵抗がある方にもおすすめです。
ラフィオは、超低床で尚且つX(エックス)型のフレーム構造なので高さ調整を行う為、ベッドの下部に隙間がありません。
ですので、サイドテーブルを利用する方は、要注意です。
サイドテーブルを利用する時には、オプション品のハイトスペーサーを使って床とベッドの間に隙間を作る必要があります。
まとめ
プラッツ ラフィオは、超低床ベッドで、尚且ハイバックサポートによりリクライニング時の身体の負担軽減につながる機能がある製品です。
別ページでは、電動ベッドやエアマットについて紹介していますので、よろしければ御覧下さい。






福祉用具専門相談員9年目。日々の業務での福祉用具に関する知識や様々な情報を発信します。ツイッターも見て頂けると嬉しいです。
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