車椅子のヘッドレストは後付けできる?|ヘッドレストの役割と対応製品まとめ

ヘッドレスト
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はじめに

車椅子を使用する方の中には、座っているうちに体が傾いたり、頭が前後左右に動きやすくなったりして、座位保持が不安定になる方もいます。
車椅子に後付けできるヘッドレストは、頭部を支えることで、体全体のバランスが取りやすくなり、車椅子上での姿勢保持に役立つことが期待される介護用品です。
本記事では、ヘッドレストが無い標準型車椅子に後付けできるヘッドレストの役割や選び方についてご紹介します。

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後付けできる車椅子用ヘッドレストとはどんなもの?

頭部を支える「車椅子用ヘッドレスト」の役割


車椅子のヘッドレスト(ヘッドサポート)は、頭部を安定させ、首や頭への負担を和らげ、楽な姿勢を保ちやすくする役割を担います。
頭は体の中でも重さがあり、頭部の支えが必要な方は、車椅子上での姿勢悪化につながります。
ヘッドレストで頭部を支えることで、体幹が安定し、姿勢保持につながりやすくなります。

頭部が安定することで、呼吸がしやすくなったり、食事の際に姿勢を保ちやすくなったりします。
長時間車椅子に座る場合でも、無理のない姿勢を保ちやすくなるため、快適性の向上が期待できます。

一般的な標準型車椅子には、はじめからヘッドレストが付属していないので、頭部を支える機能は備わっていません。
車椅子上で頭の支えが必要になる場合、車いすの種類を変更するか、後付けできる車椅子用ヘッドレストの追加が必要となります。

後付けできるヘッドレストが選ばれる理由

後付けタイプは、今使っている車椅子に取り付けられる点が特長です。
車椅子の買い替えが不要なため、費用や準備の負担を抑えやすいことや、利用者がすでに使い慣れている車椅子を継続して使用できることがメリットです。
座り心地や操作方法が変わらないため、利用者本人の戸惑いが少なく、介助する家族にとっても安心感につながります。

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後付けヘッドレストでは姿勢改善が解決しない場合

車椅子の種類を見直す必要があるケース

車椅子上での姿勢保持は、ヘッドレストを追加するだけで十分とは限りません。
体幹の支えが弱い場合や、長時間座ると体が前後にずれてしまう場合には、背もたれや座面の角度を調整することが、姿勢改善につながる場合も考えられます。
頭部を支えても、体全体が安定していなければ、楽な姿勢を保ち続けることが難しいことがあります。

ティルト・リクライニング車という選択肢

普通型車椅子へのヘッドレストを取り付けても姿勢改善が解決しない場合も考えられます。
その場合、選択肢の一つとして、ティルトリクライニング車への変更が考えられます。
ティルトリクライニング車には、ヘッドレストが標準で装備されています。
ティルトは座面と背もたれの角度を保ったまま全体を傾ける機能、リクライニングは背もたれの角度を調整する機能です。
これらの機能により、体圧を分散しやすくなり、姿勢保持や長時間の座位の快適性につながることがあります。
ヘッドレストと組み合わせることで、頭部から体幹までをバランスよく支えやすくなり、利用者の状態に合わせた環境づくりがしやすくなります。

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車椅子用後付けヘッドレストは頭部保護にも役立つ

乗車時の頭部への衝撃に対する負担軽減

送迎で福祉車両を利用する際には、追突などの事故が発生する可能性をゼロにすることはできません。
万が一の事態に備え、頭部や頸部への負担をできるだけ小さくするための環境づくりの一つといえます。

日常的には意識しにくい部分ですが、送迎を行う家族や介助者にとっては、「備えがある」という安心感につながる点も、後付けヘッドレストの大切な役割となります。

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後付けできる車椅子用ヘッドレストの選び方

車椅子に取り付けやすい構造か

取り付けや調整が複雑だと、日常的に使う中で負担になり、使い続けにくくなってしまいます。

利用者の体格や座り方は一人ひとり異なるため、その状態に合わせて位置を調整できることが重要です。
適切な位置に合わせることで、頭部を無理なく支えやすくなり、介助する側も頻繁に姿勢を直す必要が減るなど、日常の使いやすさにつながります。

頭部を支える設計ポイント

調整幅が広い製品ほど、利用者の体格や座り方、その日の体調変化にも合わせた調整がしやすくなります。
適切な位置に調整することで、頭部を無理なく支えやすくなり、姿勢保持につながるだけでなく、長時間座っていても疲れにくい環境づくりに役立ちます。
利用者の快適性が高まり、介助する側にとっても安心して見守りやすくなります。

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製品紹介|後付けできる車椅子用ヘッドレスト

車いす用ヘッドレスト スーパーヘッド/カワムラサイクル

特徴
・車いすに後付けで取り付けられるヘッドレストで、頭部の位置を安定させやすい構造
・枕の位置は上下・前後に調整でき、頭の傾きに合わせて360度調整が可能
・折りたたみ機構付きで、未使用時はコンパクトに収納できる
・バックサポートパイプ径φ19~22mmに対応し、幅広い車いすに取り付け可能
・手押しハンドルが曲げタイプの車いすにも対応

素材
アルミ、ウレタン

重量
約1.1kg

サイズ
・Sサイズ
 ― 平面式:28~36cm
 ― 立体式:32~40cm
・Mサイズ
 ― 平面式:34~44cm
 ― 立体式:38~48cm

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スマートヘッドサポート MS-0009/ミキ

特徴
・ミキの大半の車いすに取り付け可能な、汎用性の高いヘッドサポート
・車いすの背パイプに着脱でき、後付けで導入しやすい構造
・車いすの背角度や座幅、利用者の姿勢に合わせて、枕の上下・左右・前後位置および角度をそれぞれ独立して調整可能
・背パイプを挟んで固定する方式のため、穴あけなどの加工が不要

重量
約2.0kg

サイズ
・対応背パイプ幅:最小 約300mm ~ 最大 約440mm
・対応背パイプ形状:角パイプ・丸パイプ

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KF-41 ヘッドサポート/日進医療器

特徴
・車いすに後付けで取り付けできるヘッドサポート
・高さ調整に加え、車いすのシート幅に合わせて幅調整が可能
・利用者の頭部位置に合わせて調整しやすく、座位時の安定をサポート
・シンプルな構造で、既存の車いすに導入しやすい

素材
・フレーム:スチール
・張地:ビニールレザー

カラー
・ブルー(R-107)
・ブラウン(R-116)

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マイバディ イージーヘッド/ユーキ・トレーディング

特徴
・支柱は左右の高さ調整に加え、三か所のダイヤルロックにより前後位置の調整が可能で、利用者の姿勢に合わせやすい
・ベース部はレール構造により左右へ可動し、ダイヤルロックを使って支柱の根元から位置調整ができる
・枕部分は水平面・垂直面の両方向に可動し、頭の傾きに合わせた細かな位置調整がしやすい
・重量は約1,950gと軽量設計のため、車椅子全体のバランスが崩れにくい
・レギュラーとショートの2サイズ展開で、子どもから大人まで車椅子に合わせて選びやすい

素材
アルミ、スチール、ウレタン

重量
約1.9kg

サイズ
【レギュラー】
・高さ:最大 約51cm
・取付幅:41~58cm

【ショート】
・高さ:最大 約51cm
・取付幅:29.5~44cm

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車いす サポートシートαセット/帝健

特徴
・車いす利用者の体幹と頭部を同時に支え、座位時の負担軽減を目的としたサポートシート
・体幹を支えるバックサポートと、頭部を支えるクッションがセットになった構成
・頭部を支えるクッションは角度調整が可能で、利用者の姿勢に合わせて位置を調整しやすい
・標準型車いすに後付けで装着でき、座位が不安定な方の姿勢保持をサポート

素材
・表面:ポリエステル100%
・クッション材:ポリウレタン
・フレーム材:スチール

重量
約2.7kg

サイズ
・本体サイズ:幅40×奥行8×高さ90cm
・適応車いすサイズ:座幅40cm

サポタくんBS/吉田製作所

特徴
・現在使用している車いすに取り付けることで、背もたれをハイバック仕様にできるバックサポート
・背中全体を支える背板クッションと、収納に使える2WAYバッグがセットになった構成
・背部を広く支える設計で、座位時の体幹の安定をサポート
・背中部分にはメッシュ素材を採用し、通気性に配慮
・後付けで導入しやすく、標準型車いすに装着して使用できる

素材
・背板:アルミニウム
・生地:ナイロン(メッシュ部)
・クッション:ポリウレタン

重量
・背板:約1,050g
・クッション:約300g
・2WAYバッグ:約400g

サイズ
・背板:360×42×750mm
・クッション:295×90×190mm
・2WAYバッグ:420×90×500mm

吉田製作所
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後付けバックサポート H-19/松永製作所

特徴
・車いすに後付けで取り付けられるバックサポートで、背中から頭部にかけての安定をサポート
・自動車乗車時など、頭部を安定させたい場面で使用しやすい設計
・バックサポートパイプ径Φ22mmまで対応し、さまざまな車いすに取り付け可能
・オプションで枕の取り付けが可能
・シンプルな構造で、後付けしやすいバックサポート

素材
・フレーム:スチール
・張地:布地

サイズ
・幅:380~420mm
・高さ:約500mm

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車椅子用ヘッドレスト 背もたれクッション/Lekoc

特徴
・高密度で低反発のウレタン素材を使用したクッションで、やわらかく体にフィットしやすい
・通気性に配慮した素材構成のため、蒸れにくく、夏場でも快適に使用しやすい
・U字型クッションはマジックテープ固定式で、高さや角度を利用者の状態に合わせて調整可能
・車椅子に取り付けたまま折りたたみができ、取り外しの手間が少ない折り畳み式構造
・プッシュハンドル部に取り付けるクリップ式で、工具を使わず設置しやすい

素材
・背もたれ部:メッシュ生地
・クッション:ウレタンフォーム
・取付金具:金属

重量
約850g

サイズ
・背もたれ部:幅 約36cm × 高さ 約46cm
・クッション部:幅 約32cm × 高さ 約20cm
・ヘッドレスト高さ調整範囲:約8~14cm
・対応手すり内幅:40~50cm
・対応パイプ径:約2.22~2.45cm

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まとめ

本記事では、後付けできる車椅子用ヘッドレストを中心に、姿勢保持や頭部サポートの考え方、製品選びについて整理してきました。
ヘッドレストは単に頭を支えるだけでなく、姿勢保持や日常の快適性、送迎時の安心感にも関わる介護用品です。
一方で、車椅子の姿勢保持は、ヘッドレストだけですべての課題が解決するわけではなく、利用者の状態に応じた選択が大切です。
「今使っている車椅子を活かしながら、無理なく安心を高める」ことも考慮し、必要に応じて、車いすの種類を変更するなど、状況に応じてさまざまな視点で考えていきましょう。

記事のまとめ

・頭部を支えることで姿勢保持につながりやすくなる
・後付けタイプは使い慣れた車椅子を継続できる
・調整幅の広さが快適性と使いやすさを左右する
・必要に応じて車椅子種類の見直しも検討する

本記事を参考に、最適な介護につなげていただけますと幸いです。


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