はじめに
足腰が弱ってきたり、疾病などでトイレでの立ち座り動作に身体負担がある方は、多くの場合、手すりが必要になります。
トイレの形状や賃貸など環境的な問題で、工事で手すりを取り付けることができない場合があります。そんな時に、便利なのが、フレーム型や据置型のトイレ手すりです。
今回は、工事を伴わないトイレ手すりのおすすめ製品をご紹介します。
また、本記事に掲載していない手すりも別途ご紹介しているので、リンク先の記事もご参照下さい。
トイレの立ち座り補助におすすめ トイレ用手すり5選
トイレフレーム型
アロン化成 ┃ 洋式トイレフレーム はねあげR-2木製ひじ掛け
肘掛部分が、跳ね上げ式となっています。材質は木製でできており、手に馴染みやすい質感です。
木製素材がインテリアにも馴染みます。足元もすっきりしたデザインです。
汚れやすい部分は、取外し式カバーになっていて、お手入れしやすいです。
肘掛部分はプラスチックタイプもあります。
設置は、本体アームを便器にしっかり挟み込み固定するので、ビス留めや両面テープで固定は不要です。
パナソニック ┃ 洋式トイレ用 スライド手すり
肘掛部分が3㎝ピッチで、9㎝まで前後にスライドします。前後の位置を立ち座りの状態に応じて調節できます。
脚部分がコンパクトな設計で、足元のフレームが邪魔になりません。
また、トイレの間口から搬入が比較的しやすい製品です。
本体アームを便器にしっかり固定しますので、ビス留め等は不要です。
モルテン ┃ ルーツスモールタイプ
ベースプレートの上に手すりが付いているため、固定せず設置ができる手すりです。
便器の前側に手すりが設置できるので、前傾姿勢が取りやすくなります。
手すり部の高さは70/75/80の3段階で調整が可能です。
アロン化成 ┃ 安寿 ポータブルトイレ用フレーム ささえ
肘掛や背もたれのないポータブルトイレに追加で設置できる手すりです。
幅51.5㎝、奥行54㎝以下のポータブルトイレに対応可能です。
手すり部の高さは、ベース板面から/45 / 55 / 59 / 63 / 67㎝の5段階調整が可能です。
また、背もたれ部は、73 / 77 / 81㎝の3段階で体型に応じた調整が可能です。
モルテン ┃ 垂直型手すり バディー
床と天井に突っぱることで、しっかりと固定する、トイレに限らず様々な場所で使用できる手すりです。
安定感が高く、グリップ部分にソフトカバーが付いているので、滑りを防止して、しっかり力を掛けて使用できます。
車いすから移乗する時に立ち座りしやすくなるので、おすすめです。
オプション品も充実しており、サイドバー等を追加すると掴まる部分をさらに増やす事ができます。
設置する際は天井部分のストッパー形状の種類を用途に合ったものを選びましょう。
トイレ等の狭い場所には十字型は適しませんので、選ぶ時には注意が必要です。
本体は天井高に応じて2種類のサイズがあります。
ノーマルタイプ : 210~320㎝
Lタイプ : 160~220㎝
福祉用具専門相談員9年目。日々の業務での福祉用具に関する知識や様々な情報を発信します。ツイッターも見て頂けると嬉しいです。
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